タグ「初音ミク」のついた投稿作品一覧（12）

うしろにつづくながいみちを
あるいてきてなにがつかめたかな
なにもない なにもない
かぜがてのひらにふれて とおりすぎた
いつからだろういきることも
あしたがくることもいやになって
ひていして ひていして
きずだらけのこころを とじこめた
まわりもわたしをわすれているんでしょう
めもあわせて...

ふと目が覚めた 天井を見上げて
まだ暗い窓の外が映ってた
時計の針は四時を指してる
鳴ることのなかったアラームを消した
グレーのパーカーを羽織って
くたびれたスニーカーで
寝ぼけていた地面を踏んだ
朝の光を吸い込んで
身体中に染み渡ってく
かるく背伸びしたなら...

今日も昨日と同じような朝がやって来た
平和すぎてあくびが出る世界を横目に
今日も明日を作るため家をでたんだ
ぽっかり空いたような穴が埋まらない
なにかが足りなくてなにかわからない
側にいるようでいない君を
笑うように風が通りすぎた
暑苦しいセミの声 無駄に青い空をみて
「カラフルだね」といった君を...

梅雨でも無い時季にずいぶん雨が降っている
コンビニで買ったビニール傘指しながら
鼻歌歌ってあるいてた
「なんて憂鬱な日なんだろう」
明日の蒸し暑さに嫌気がした
そんななんでもない１日
のはずだったんだが
雨は降りやまない
というか激しくなってきた
雨宿りするような屋根も見当たらないな...

泥だらけくたびれたスニーカー
深めに被った帽子
そうだちょうど十数年前から
あたしはあたしとして歩きだして
負けても泣いても逃げた日も
この道だけは真っ直ぐと
あぁ
風がまた隣を通りすぎたよ
挨拶も別れもする暇なく
どこかせわしなく...

近代化最先端の
人間がいつも夢に見たこと
路上に寝そべる人達も
豪邸にすむ人達も
みんなが望んだことだけど
目を合わせると
頭が割れそう
要領オーバーを通り越して見たのは
笑顔ですか？
繋いだての温もりも...

どうして泣いてるの
どうして悲しいの
話せるときまでここで待っているから
何を恨んでて
何に怯えてる?
顔を伏せてちゃ前も見えないし
そりゃ壁にもぶつかるでしょ
誰があなたの泣き顔をみて笑ったの?
鼻を赤くして目が腫れても
私の目の前にいるのは貴方だから...

錆び付いた扉の向こうは
それなりの世界があって
今日もほこりくさい町中を
ヘッドフォンして歩くのさ
それはまるでお伽の世界
あのときは目を疑ったけれど
この耳がとらえた音は
あの世界に似せられた
「ナニカ」だった
嘘 、嘘、嘘で練られた...

曇天に包まれた 世界なんかに怯えて
何一つ見えていないのに
見えていないからと君は呟いて
雲の隙間から覗かれた目玉に
目をあわさぬよう目を隠して
気持ち悪くて吐きそうだ
中身もえぐられているみたいだよ
それ以上触らないで
かき混ぜて消してしまわないで
雨も降らないのに曇る空は...

迷い狂った午前０時
手で伝い探る扉の先
何があるかなんて知ったことか
開けるのは君だろう
底無し闇の逆さ釣り
竿を忘れた釣り人と
バカなやつだと笑っちゃおうか
何も得られやしないだろ
くるくるくるりくるくるり
永久回転は絶好調...

これは昔々のお話
どれくらい昔かわからないお話
大きな大きな樹が見つけた
暖かい日溜まりのお話
気がついたときからここにいたから
寂しいか聞かれてもわからない
１日の半分はお日さまと過ごして
のこりはお月さまと過ごすんだ
高い高いとこから見下ろして
一体何が見えるのかな...

一体どこまで続くの
一体いつ休ませてくれるの
随分あれから歩いたよな
息を切らしながら
一体いつなんだろう
涙を落としたのは
後戻りなんて出来ないし
探しにはいけないな
世界の基準じゃ私は恵まれた子で
羨ましいだなんてテレビでは言うけど...