白瀬はじめの投稿作品一覧

They say. 知っているよ　暗い過去があるのは
その痛みがあってこその今の輝きでしょう
May be.男たちは夢を追って生きる
女だけに与えられた命をくすぐるように
たった一人を愛してる　他の男に抱かれても
自分勝手と知りながら　分かって……優しい目
彼の愛を手にした女はいない伝説
まして私ご...

鏡の向こうで手ぐすね引いて待ってる
私の中の悪魔が微笑む
昨日の今日までどうでもよかった人に
抱かれる気分は説明できない
明かりを消したガラスのバスルームから
シーツを広げる鼻歌まじりの男を盗み見る
汚い　奥の手まで使って
幸せになろうとしている私がいる
汚い　奥の手さえ使えば
あの人を葬れる報われ...

誰も知らない澄んだ井戸の中を金魚が泳いでいました
よく見るとそれはまだ子供の小さな真鯛でした
泳ぎがヘタクソなのは泳げないからではなくて
真水に身体が侵されているから
真鯛は蛙に食べられてしまいそう
逃げる場所はない
隠れても一人だけ赤い
イドノナカノマダイ（なぜそこにいる？）
イドノナカノマダイ（...

【1A】
ロマンチスト気取り
夜空を眺めて
何をしてる？
事故のニュースの被害者を憐れむ？　でも
君が傷つけた他人（ヒト）のことは放っておいて？
いい気なものだね　ホント　呆れてしまう
【1B】
流れ星　飛んでいった
回るロシアンルーレット...

【A】　
そこから左に　
肩を触れながら　
二人で寄り添い　
歩く舗道も　
今日で最後　そう決めてきた　
【B】　
『前に習え』をした　
ポプラ並木　落ち葉を踏みしめ　
一歩　一歩　海へ　...

【A1】
ラブレター？　
ヒロッタ　ヒトリキリ　
ホウカゴノ　キョウシツ　
ドウスル？　
アテナガ　
ドコニモ　カイテナイ　
ウラメンハ　Eクンノ　
フルネーム　
【B1】...

【A】
淋しかったの　誰にも言えなかったけれど
甘えたくても　ママは許してくれなかったし
大人はみんな怒ってた
【A】
知りたかったの　誰かを好きになっていいと
背中を押してくれたパパでも　夜中にソファで
酔いつぶれていた訳とか
【A】
知りたかったの　世界を敵に回してでも...

南の島へゆこう
白馬の王子様
海は青いはずだから
絵具はいらない
南の島へゆこう
私の王子様
二人して歯ブラシで愛を磨こう
うみ・みつ・つき・きす・すいへいせん
しりとりに飽きたら星を数えよう
あの日のくちづけで...

【A】
お外は今日もいい天気　でもまだ一人で出歩けない
幼いころを夢見てた　おもちゃのブロック色とりどり
お家を建てて窓を開け　庭では子犬を遊ばせたり
粘土を詰めて詰まらせた　おもちゃのブロック色とりどり
【B】
兄貴のお古だったから綺麗じゃないけど
お気に入りでいつも使ってたら角が欠けてぐらついた...

【A】
もし（も）それを愛と呼べなくて
罰を受ける時がきて（も）いい
一人分の夢を叶える
桃を食べて私は眠った
【B】
目覚めると彼がいない
「今までごめん」の置き手紙
魔法使いの老婆がささやく
「サイは投げられた　お行き（お急ぎ）」...

give-upって言葉がどうもピンとこなかった
彼女が俺をあきらめた朝にも　いつかくるクリスマスの
サプライズを考えようと思ってた
次のジャンプを飛びきれなければ全部終わって楽になるのか
何もなかったような顔をするのか　胸に手を当ててみた
I’m sorry.心で叫んでいるのに　大切な人にほど届かな...

【A】
まだ一人では出歩けない子供の頃を夢見ていた
おもちゃ箱に色とりどりのブロックたちの手触り
屋根のないウチを作って子犬とかを遊ばせて
動かないロボットの手足で壁を壊したり壊れたり
【B】
兄貴のお下がりだから綺麗じゃなかったけれど気にも留めなかった
【C】
透き通った黄色いピース　一番のお気に...

【A】
生きているのか　そうじゃないのか分からない
普通の暮らし　普通にみんなやってる
【B】
女一人飲む酒　ほろ苦いわ
淋しぃわけじゃないのよ
他に用がないだけ
放（ホ）っておいて　それとも
楽しませてくれたら
ご褒美をあげていいわ...

好きとゆ（いう）気持ちだけでは一緒になれないのと
すがるよなママの言葉　今になって怖くなる
覚えたての化粧落とし　くちびるを固く噛む
どうしても捨てきれない　一番うすいルーージュ
あの人きっと待ってる
朝もやにバイクの音
二人で町を出ようと
誓った森の小道で
ああ　一生一度の不孝ゆるして
ああ　一生...