unsyo

寝付けない夜　　布団に包まって
孤独にひたって　　　瞳は夜に慣れ
静寂な夜　　音を見逃さない
本当の音　　夢から通せんぼう
小さく眠らせて　　ここじゃない場所へ
わがままを許して　私だけの世界
考えても足りない　　不安は治まらない
ぼやけては夢うつつ　あの人が胸をうつ
もう疲れた体を　　　リセットす...

届かないのに　　声を枯らすまで歌う
理由はないのに　止めることができない
期待した未来のため　　足掻きもがいた時間と　
手垢の染み付いた地図　無駄にはしたくないから
惜しまれる過去に　　変わり果てたらお終い
だからあきらめずに　限界なんて知らないでしょ
駆け抜けてきたら忘れてしまったきっかけを取り戻...

人々を幸せにするものがあるとして
それなのに振り回されること幸せといえる？　　　
　
生まれたから生きているだけ　長い暇つぶし
問題は山ほどある　しらみつぶし
ある日思いついた傑作は　眠れば忘れてしまう
寝ぼけた頭で世界を回す　今日は何をするべきか忘れちゃった
明日の空白を必死で埋めて　未来を決めに...

光さす道はいくつもあって　どこへでも行ける可能性で
迷うときにはこれで正しいんだと　自信を拾い集めて行こう
現実感はただ　あるがままに僕の側に
偏見と常識が　迷いの元なんだ
かくあるべきだと　教えられて　その通りに来て
そんな正解が　もう役に立たないんだ　
照らす光は行く手に影をさす　後ろ髪を引かれ...

目に物を見せてやる　私を不幸の
象徴にしたやつに教えてやるんだにゃ
自分の悪運を　
どうして　訳が分からにゃいと言い　
これは誰かの仕業と
通りかかった私を見て　真っ黒の体に
にゃにを思ったか　
知らにゃいが　あいつのせいだって　
指差して喚き散らして　石を投(にゃ)げられて
そりゃ私だって今までに...

孤独を紛らわすためには寂しさを歌にする
向き合わずとも思いは言葉に溶けて消えていく　
悲恋を美しく愛の歌を高らかに歌う　
言葉は何とでもいえるから
記憶はとても綺麗な事へと流れていく
そうすることで受け入れられる感情
決して悪くない思い出に
本当のことだなんて誰にもわからない
期待通りの言葉を当ては...

逆さまに辿れば見えてくるものがあるんだ
僕がどういう意図でここまで来たのか
　
深く探れば見ようとしなかったことまではっきりとわかるんだ
誰かからほめられたいとか　認められたいとか色々
　
期待されて応える　それはつまり
意地っ張り見栄っ張り　張り巡らせた糸　絡めとる本音
こうあってほしいという期待...

誰だって願うだろう　自分の幸せを　　　　　　
誰かのためっていう　笠にきた幸（さち）
僕は　いつも　変に言い訳したく
なる貴方の　ためとかむきになって　
生きる意味を考えると空っぽになる
つまりそういうことなんでしょう...

孤独な人は他にもいる　そうやってまだ世界と繋がろうと
言葉じゃなく同じ気持ちを持っていた　だから感じられる詩に
イヤホン　猫背　目線は地に向く　血は心に通っているのか
そうだというなら　この冷めた心は一体何なのか　
映るものはくだらなく　聞こえるものは嘘に
心は世界から離れてしまったと思ったけれど
...

失敗してもいいじゃないかだって僕ら人間だもの
だからいいだろう　元から失敗を前提に
ぼくらは皆不完全な生き物　　　過ちばかりの人生だから
過去から得るものなど何もない　同じ過ちをエンドレスリピート
一度や二度の失敗を咎めていたら　反省と後悔ばかりの日々で
明日は埋め尽くされ未来は失われ　前向きになん...