やがて陽はまた昇り沈んでいく
そんなこと昔から決まっていた
だから僕がいなくてもこの星を
誰かが回してくれるだろう

夢とうつつの間の既視感
一度通った道と同じ道
そのアンニュイのループに気づき
どれくらいの月日が経ったんだ

水に差し込む波動のように
屈折しながらここにきた
確かに見える僅かな光
それに触れたくて でも届かなくて

上手く風に乗れなくて
モラトリアムの中で足掻き続けている
それでも気まぐれを掴みたい
とても曖昧で 霞んでいるけど


今まで見てきた花鳥風月が
クリスタルにならずに欠片のまま
脳内で点々と彷徨い
疑う余地なきニヒリズムの静寂に
今日も染まる

ピュアなセンスも青い個性も
風に狩られてここにきた
映る鏡に話しかけても
あの日の自分はそこにいなくて

巡る季節の輪廻に身を委ね
姿だけが変わってしまった
あと何度、と数えてる間に
何も成せぬまま終わるのだろうか


全てがなくなってしまったような気がして泣いていた
虚無に苛まれた心 まるで泡のようで

描いた夢宵闇に在りながら
満たされることを望んでいて
機会を待っていても
なかなか此方側には来てくれないのでしょう

水の中で溶ける泡のように零細に儚く散るだけなら
どんなに汚くても貧弱でも
血を流し 紅く染めてゆけ

上手く風に乗れなくて
モラトリアムの中は暗く滲んでいて
それでも気まぐれを追いかけるよ
染めてみせるよ 掴んでみせるよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

レイジーモラトリアム 歌詞

閲覧数:166

投稿日:2017/03/29 20:57:03

文字数:614文字

カテゴリ:歌詞

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