いつかまた この詩を
想い出すときが来るとすれば
それは春の息吹を感じた瞬間(とき)──
どんなに待ちわびたことだろう
春になる度 櫻華をあなたと共に眺めていたい・・・
めくるめく季節の中 あなたとどんなに遠く離れても
春は二人で歩こうよ 過去の想い 黄昏色にかえながら───
桃色通り この路は
昔歩いた冬の記憶
今再び想いおこしてあなたに──
今でもおぼえてる?
春になったら櫻を二人で観にこようね、約束してたあの言葉
過ぎ行く時間(とき)の中 この頃からずっと叶えたくて
春は二人恋人で あのトキメキ 胸の中に抱きながら───
“木洩れ陽の快い想いに いつのまにか二人は
安らぎのベッドの上で 春の色彩(いろ)に染められてゆくよ・・・”
サラサラの髪 そよ風に揺らし そっと佇みながら
桃色の背景にそっと縁をあてはめて あなたが油絵描いているよ・・・
その隣で横になりながら 詩歌を口ずさんでいるよ・・・
ふいに想いだした この詩を あなたの傍で───
ふいに感じ始めた あの色彩 あなたと共に───
ふいに想いだした この詩を あなたの傍で───
ふいに感じ始めた あの薫り あなたと共に───
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