静かな休日の昼下がりに
響き渡る君の優しい歌声
歌うのは好きじゃない
君はそう言ってたけど
歌っている様子からは
その言葉が嘘に思えた
褒めると機嫌を損ねて
歌うのを止めてしまう
だから何も言わずに
歌に耳をかたむける
歌い終わった君の顔は
どこか不満そうだけど
君の歌を聞けた事が
何よりも嬉しい事で
「…ねぇ、テトさん」
「なんですか?」
「もう少し、聞かせてくれない?」
「………」
「…嫌?」
「少し、だけですよ」
「ありがとう♪」
―君の奏でる歌声が
心を癒してくれる―
(アナタが喜んでくれるから、私は歌うんですよ?)
ご意見・ご感想