鏡に写した 僕の姿は
ツギハギだけが目立っていて
目も当てられないなぁ

継ぎ目のない君は 手招きしている
そちらへ行ってしまったなら
戻れやしないのに

ほつれた身体を 縫い合わせている
直してもきっと僕は ツギハギのまま

身体の中には 理想ばかりを詰めた
はち切れそうなほど 欲張って詰め込んだ

愛してよ 言いかけた
ツギハギの身体で
どうしてと 問いかけた
答えなんて無いのに

溢れ出したのは 欲望と愛だ
隠しても消せないと 分かってたのに

人混みの中で 見つけて欲しかったんだ
他でもない僕を ツギハギだけの僕を

はみ出した綿を 慌てて押し込む
取り繕ってまた 愛想笑いをする

手を伸ばすたびに ちぎれていく糸を
それでも掴もうとして 腕がもげていた

ツギハギだらけで 何ができるというの
途方にくれても 空っぽの身体だけ

愛してよ 声すらも
砂嵐に飲まれ
僕はまた 縫い合わす
手を伸ばせますように

信じたよ 僕のこと
答えなんて無いのに
愛したよ 僕のこと
ツギハギの身体も

鏡に映した 僕の身体は
ツギハギだけが目立っていて
それでよかったんだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

patchworks

閲覧数:169

投稿日:2017/05/01 13:21:18

文字数:490文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました