同じ目線 同じ瞳で見つめる君
瞳の奥の哀しみまで映り込む
伸ばす腕 触れる指先 冷たい君
嗚呼…其処に有るのは 唯の幻想だと知る

もう少し…あと少し…《鏡》を観ていたかった

遠いあの日を思い出す 生まれる前から決められし《運命》
――そうとは知らずに目を開けた
同じモノを造り出す 生まれた時から決められし姿
――計算していたかの如く
碧い瞳に映し出す 生まれて初めて映り込む姿
――まるで鏡を見ているよう
髪は風に遊ばれて 生まれた時から重なりし《音声》
――僅かな時差で耳に入った

鏡の向こうに君が居れば良いのに…と
溢れる想い 零さずにはいられない


同じ目線 同じ瞳で見つめる君
瞳の奥の愛しさまで映り込む
伸ばす腕 触れる唇 冷たい君
嗚呼…其処に有るのは 僕の唇だと知る

もう少し…あと少し…《鏡》を観ていたかった

遠い残像を懐かしむ あれからどれ程月日が経ったか
――僕の中で消えぬように
同じモノと云われても 僕は信じてる君は君の道を
――そして僕は僕の道を
碧い瞳を映し出す 腕を伸ばせば手に届く鏡
――まるで君に届いたよう
僕は風に忘れられ 色無き鏡がとても愛おしい
――君の残像と重なった

鏡の向こうに君が居れば良いのに…と
熱い想い 焦さずにはいられない


同じ目線 同じ瞳で見つめる君
瞳の奥の愛しさまで映り込む
伸ばす腕 触れる唇 冷たい君
嗚呼…其処に有るのは 僕の唇だと知る

もう少し…あと少し…《鏡》を観ていたかった

忘れてしまいそうで…
君と触れた感触を…
僕等は同じ顔でも…
たとえ同じ鼻でも…

――――僕等は…


同じ目線 同じ瞳で見つめる君
瞳の奥の哀しみまで映り込む
伸ばす腕 触れる指先 冷たい君
嗚呼…其処に有るのは 唯の幻想だと知る

同じ目線 同じ瞳で見つめる君
瞳の奥の愛しさまで映り込む
伸ばす腕 触れる唇 冷たい君
嗚呼…其処に有るのは 僕の唇だと知る

もう少し…あと少し…《鏡》を観ていたかった



---↓とくしゅなよみかた↓-------------------------------

《鏡》=ゆめ
《運命》=さだめ
《音声》=ことば

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ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

【妄想歌詞】鏡 ―其処に有るのは―【鏡音レン】

人造ロボット「鏡音レン」
同時に造られた「鏡音リン」
ほぼ同じプログラムで造られたが故、二人はまるで双子

しかし、生まれる前から決められし《運命》
同じモノは同じ個所に二つとして存在する価値など無い

鏡に映る自分を眺めて、リンの面影を見る
心を持って生まれたレンが初めて愛した少女の面影を――…



妄想曲無し歌詞第1弾★

サビ1→Aメロ1→Bメロ1→サビ2→Aメロ2→Bメロ2→サビ2→Cメロ→サビ1→サビ2
…という構成のつもりで書いてみた。


昨日突然レン関係の悲恋妄想が浮かんだのでノートに書き描きしてたら一晩で書けてしまった。
タイトルがどうしても浮かばないのでそこらへんの言葉拾ってみた(笑)

もし、曲を付けてくださる方がいらっしゃれば、是非!!!!!

閲覧数:203

投稿日:2009/09/18 00:00:55

文字数:974文字

カテゴリ:歌詞

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