それは、遠い遠い記憶でした。
遠くて、嬉しい記憶でした。
あなたに初めて出会った時の記憶です。
独りだったボクに、あなたは灯(ひかり)をくれました。
ボクに感情(こころ)をくれました。
誰かと接する喜びをくれました。
ボクは、一生あなたについていくと決めました。
あなたは、ボクにとって大切な存在だからです。

モノクロの世界の中で
あなただけは色がついていた
不思議でしかたなかったけど
今ならその理由がわかるよ
きっと神様が導いてくれたんだ
モノクロの世界の中で
あなたの存在にすぐ気づけるように

それは、長い長い記憶でした。
温かで、素敵な記憶でした。
あなたと一緒に過ごした日々の記憶です。
そばにいるだけでも、全てが楽しいと感じて、
あっという間に過ぎました。
もうすぐ別れが来ることを知った時、
ボクは、一緒にあなたと消えたいと思いました。
あなたは、ボクにとって欠かせない存在だったからです。

モノクロの世界の中で
あなただけは色がついていた
不思議でしかたなかったけど
今ならその理由がわかるよ
きっと神様が導いてくれたんだ
モノクロの世界の中で
あなたの存在にすぐ気づけるように

…別れの近づいた夜、あなたとボクしかいない部屋で、
あなたはボクの為に泣いてくれました。
「ありがとう」と、ボクに言ってくれました。
「お礼を言いたいのはボクです」と
最後に伝えたかったけど、
ボクにはそれが出来ないから、
そっとあなたの額に口付けました。

陽が昇るちょっと前に
そっとボクをおいて旅立った
あなたの最後の表情は
誰にも負けないような笑顔
ねぇ…喉元が焼けるように熱いよ
もしかしてこれはあなたの
最後の贈り物だったりするのかな

「それなら、ボクは歌うよ」

あなたがくれた、この声で

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

vOIcE

バラードイメージで書いてみたけど、この長さでスローテンポだったら10分くらいいくよね・・・。

閲覧数:84

投稿日:2008/10/19 16:18:59

文字数:754文字

カテゴリ:歌詞

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