気付けば幽か
彼方の雨が
蚊帳となり
雲を包み込む

囀る声は
間もなく消えて
此方の雨が
轟々と鳴る

私は吼えるが
砂漠の水滴
私は猛るが
叢の糸



思えば遥か
此方の友が
旅人となり
去った痕

記憶の筋は
間もなく消えて
彼方の友も
同じだろうか

私は叫ぶが
人混みの人
私は咽ぶが
海の塩



私は歌うが
大地の芥(あくた)
私は歌うが
昨夜(ゆうべ)の星

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昨夜(ゆうべ)の星

それでも歌うのが兄さんです。

閲覧数:87

投稿日:2010/04/01 00:59:24

文字数:187文字

カテゴリ:歌詞

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