今日はあたしの誕生日!!!



この日のためにみんながこそこそと、飾りを用意してたりしていたのは知っている。


え? 何で知ってるか? ミクに用があるから部屋に入ろうとしたら偶然…。


みんなには言ってないけどね。



何歳になったのかは自分でも分からない。


でも2周年ということだけは分かる。



っていうか、みんなは、あたしの誕生日なのにあたしを残して買い物に行ってしまった。


だから今は1人でお留守番。マスターもいない。


確かみんなが言ってたけど、がくぽも来るらしい。



グ「は~ぁ…。みんな早く帰ってこないかな~。」



時計を見るとみんなが出かけてからもう1時間が経とうとしている。

リビングを見渡す限り、飾りつけもされていなかった。

結構ショックかも……。


グ「あたし、1人で飾り付けちゃおうかな…。」


誕生日の日に1人というのは結構さびしいものだ。クリスマスは別だけど。

飾りってどこにあったっけ?


あのときはミクの部屋を覗いたらみんなで準備してたっけ…。ってことはミクの部屋かな?

階段を上ろうとしてふと思った。勝手に部屋に入っていいのかな?



だめだよね…。


回れ右をして再びリビングにもどる。


グ「うーん…。みんなが帰ってくるまで結構暇だな…。」



今日は早起きしたから少し眠い…。というわけで、リビングのソファーで少し横になった。
















メ「あ~これから家で誕生日会なのに買い物で疲れたわ…。」

カ「大丈夫?」

メ「もとはといえばアンタがプレゼントを選ぶのに時間がかかったからよ!!」

カ「ごめんなさい…。」

いまは誕生日プレゼントが超ギリギリまで用意できなかった奴らのために、主役を家に残して買い物に来ている。グミには悪いことしたな…。

だから買い物はあたしと買い忘れてた奴だけ来てればよかったのに、なぜかみんな来ている。

きっとカイトのせいだ。

『買い忘れた奴だけ呼んできて』ってカイトに指示を出したのに、なぜかグミ以外のみんなを連れてきた。どこで勘違いをしたのか…。

しかもみんなを呼んできておいて、プレゼントを買い忘れてたのはカイトだけだった。

メ「さっ、早く帰るわよ!!」

ミ「あ、まってメイコ姉~!」














グ「ん………はッ!」


少し横になったつもりが、あれからさらに1時間も経っていた。

おきたばかりで視界が少しぼやけている。目をこすってあたりを見てみた。

なぜかリビングの床にきちんと正座して座っている見慣れた奴がいた。


グ「…がくぽ?」

が「お、グミ、久しぶり。それにしても、みんな遅いな…。」

グ「なんで勝手に入ってるの? 不法侵入だよ。」

が「いや、メイコ殿が勝手に入っていいって…。」

グ「そーなんだ。」

が「グミ、誕生日おめでとう!」

がくぽは微笑んでいった。

グ「ありがと!」

が「いくつになったんだ?」

グ「何かどこかにいるおっさんみたいなこと聞くねぇ…。レディーに歳は聞くもんじゃないってw」

が「そうか…。」


……。あぁ、だめだ。がくぽには失礼だけど、すぐにしらける…。

なんていづらい空気!


が「空気がどうした?」

グ「うわッ!? 人の心を読むな!」


ミ「ただいまー。」

マ「ただいまー。」

グ「あ、みんな帰ってきた……。」

マスターも一緒に帰ってきた、ということは、マスターも一緒に買い物に行ってたのかな?

そういえば飾りつけ! っと思ったけど、すでにリビングは飾り付けられていた。

グ「がくぽがやってくれたの? 飾り付け。」

が「何のことかな。」

グ「なんでもない。」


うん。がくぽは上級者向けだな。会話的な意味で。


メ「グミ! ごめんね! 遅くなっちゃって…。」

グ「大丈夫だよ~。でも忘れられてるのかと思った…。すこしだけねw」

ル「じゃあ料理を準備しましょう。」

レ「お皿とって来るねー。」

リ「リンも手伝うー!」



やっぱりみんながいるとにぎやかでいいなぁ…。


みんなが帰ってきてすっかり明るくなった家には、おいしそうな料理が並んでいた。


グ「あぁ、おいしそう…。あ、そういえばマスターも買い物に行ってたの?」

マ「ん? 俺は違うよ。ちょっと用があって。」

グ「ふーん。」




料理の中には、私の好きなにんじんのサラダもあった。


準備が済んで、みんなが食卓に着く。


ミ「グミ姉、お誕生日おめでとう!!!」

メ「おめでとう!」

リ「これからもよろしくね!」

カ「乾杯!」

グ「ありがとう!!」


こんなに素敵な誕生日は初めてかもしれない。


リ「グミ姉…これ、私とレンからなんだけど…。」

そういってリンちゃんがくれたのは、にんじんの抱き枕だった。

グ「うれしい!! リンちゃん、レン君ありがとう!!」

リ「これをプレゼントしようって言い出したのはレンなんだよー!」

レ「あ、ちょ、それは言わないって約束だろ!」


レン君は恥ずかしそうにかおを赤くしてる。可愛いな。


ル「グミ、私からはこれよ…。」

ルカは私がほしがっていた可愛い衣装をくれた。

グ「ありがとうルカ! 大切にする!」


そのほかにもみんないろいろなものをくれた。

メイコ姉は手作りのクッキーと、シンプルでおとなっぽいサンダル。

カイトは新しいマイク。

ミクはネックレスと、ネコ耳。びっくりしたけど気に入ったよ。

がくぽは小さな花束に、可愛いクマのぬいぐるみ。


マスターは新しい歌をくれた。


凄い嬉しかった。


ル「ケーキはグミの好きなモンブランよ!」

グ「マジで!? やったあ!!」


その日はとても幸せだったんだ。

あのあとメイコ姉が酔っ払っちゃって大変だったけどw



ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【グミちゃん】ボカロ一家の日常 26【ハピバ!!】

丁度26になるように計算しt(((ねーだろ。偶然だろ。

改めて、GUMI誕生日と2周年おめでとう!!

閲覧数:370

投稿日:2011/06/26 15:43:36

文字数:2,454文字

カテゴリ:小説

  • コメント3

  • 関連動画0

  • 紅華116@たまに活動。

    グミ誕生日おめでと!!

    そして何気にがくぽかっこいいwww
    結婚してくr(((((前も言っていた気がする
    グミに猫耳とか萌える←

    2011/06/28 21:24:17

    • シベリア

      シベリア

      おめでとう!グミ!

      がっくんかっこいい!ってよ!ほら、がっくん!
      がくぽ「………」←
      だめだ!がっくんはうちのいとこになるんだかr((((逝って来い
      ねこみみ萌えるよね!!ねこみみはキャラとかなら誰でもいけると思うんだwwみんな似合うからw

      2011/06/29 18:05:58

  • 日枝学

    日枝学

    ご意見・ご感想

    読みましたよー やはりメイコは酔っ払うかww
    GJです!

    2011/06/26 23:00:20

    • シベリア

      シベリア

      こんにちは^^
      めーちゃんはお酒なしでは生きていけない様子です…ww
      ありがとうございました!!

      2011/06/27 20:38:17

  • 絢那@受験ですのであんまいない

    おい兄さん、GUMIに一瞬でも辛い思いさせたな!?殴り飛ばしてやr(((殴
    ていうかマスターの用って何か地味に気になる…

    GUMI、お誕生日おめでとー!愛してるよ(ry

    ミク猫耳wwwよしGUMI、その場でつけよう! 可愛いぞきっと!
    ブクマもらうね~

    2011/06/26 20:32:40

    • シベリア

      シベリア

      兄さんはあれから少し申し訳なさそうにしてたよww←
      マスターはね…ほかのマスターとオフ会にいっt(((逝け

      グミちゃんの年齢を教えてくれえぇぇぇぇぇぇえ!!!(((((

      ネコ耳グミちゃん…かわいいだろうn((ry  ウサ耳でもよかったかもww
      ブクマ!? ありがとう!!!

      2011/06/27 20:36:58

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