翌日の水色の空に白い雲が漂う昼下がり。
「・・・アリス様、1つ聞いてもよろしいかしら?」
「なぁに?」
緑色の髪のアリスはミルクティーを口に運びながら隣にいるメイドを見ました。
「・・・・どうして、うさ耳をつけているんですの?」
「・・・」
アリスはコップの中のミルクティーに目を移して、何て答えようか考えました。
「・・・それはね」
そうアリスが言いかけたとき、

「アリス様っ!!」

バンッと勢い良くドアを開けて執事が部屋の中へ入ってきました。
「アリス様のお気に入りが来ましたね」
「うっうるさいわ!黙りなさい!」
メイドの言葉にアリスは顔を赤くして否定してから、
「で、執事何があったの?・・・っていうか、まだつけてくれてたんだ、うさ耳」
「あ、そうですよ。まだっていうか当分はつけているつもりです」
「・・・あ、私とおそろいだもんね!」
「・・・あの、執事様?そんなことを言ってないで一体何があったんですか?」
うさ耳のことで盛り上がりそうになっていたこの空気をしっかり者のメイドが一瞬で変えました。
「あぁ、そうでした。あの、お見合いの件でちょっとごたごたしまして今広間にお見合いの相手がの王子が文句を言いに来ています」
という執事の言葉にアリスは、
「・・・しょうがないわねぇ。ここは私が一発バシッと言ってやるわ」
と、手をバキバキ鳴らしながら立ち上がりました。
「暴力はいけませんよ、アリス様。まずは話し合いからです」
執事はやんわりと言って、
「さぁ、行きましょうか、アリス様?」
と手を差し出しました。
「・・・・せいぜい化けの皮をはがしてやるわ」
毅然とした表情でアリスは執事の手をとったのでした。


            END  ?

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

不思議の国のアリスとうさ耳&執事+眼鏡verカイト その4

こんばんわ、もごもご犬です!
次回、いよいよお見合いの相手と会います!
どうなるかは私にも分かりませんが・・・
何はともあれ次回作をお楽しみに♪

最後にいつも投稿するペースが早かったり遅くなったりしても全く怒らない心優しいホガワさんには感謝です!ほんと嫁にしたいk((黙らないか
でわっ♪♪

閲覧数:120

投稿日:2009/09/10 19:32:54

文字数:732文字

カテゴリ:小説

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  • もごもご犬

    もごもご犬

    ご意見・ご感想

    >ホガワさん
    いえいえこちらこそですよー、お互い様です♪
    マイペースでいいと言ってくださるなんて・・・
    やっぱりお嫁さんに向いているぞ!(黙れ
    例え家事全般が出来なくとも!(いいかげん黙らないか

    ・・・自重します。(汗
    えーと話題を変えて、次の話に見合い相手が出てくるのですがこれをきっかけに事態が大きく展開していきますよー(ウソのようでホントの話
    続編たのしみにしてて下さいね♪(少しは自重しないか
    でわっ♪♪

    2009/09/14 18:40:26

  • hogawa_511

    hogawa_511

    ご意見・ご感想

    続編ありがとうございます。
    ペースはマイペースで良いですよー。こちらも毎回楽しませていただいてるので。
    無理された方が心苦しいです。
    (ちなみに家事全般できないので私は嫁には向かなi・・・←どうでもいい)

    遂に見合い相手の登場ですか!
    でも執事とお譲様がおそろいでうさ耳つけ出てきたら(どういう展開になるとしても)相手的にどうなんでしょ・・・。
    続きが楽しみです。

    2009/09/13 18:39:25

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