ヨルガオ

大胆になりたいのもっともっと
甘えたい年頃なのずっとずっと
バイバイなんてイヤイヤもっともっと
私を誘って宵の果て

街のざわめき耳澄まして
暗い路地裏に迷い込んで
鳴いてる猫にウィンクして
また今日が終わる3分前

合図は
「あーっ」でも「うん」でもない
高鳴るビートに身を任せて
私はまた明日もこの場所で
キミと語らう夜寝が更けるまで

静寂のシンフォニー
手と手が重なる間のファンタジー
心に残したキズも街に溶けてくの

夜を越えていくキミを追い越して
2人の隙間流れた流星は
声を飛び越えて空を駆けていく
2人の時を刻む秒針が枯れるまで

怪しく瞬く妖艶な
一夜の夢そぞらに薄情だ

止まってないでもっとこっちおいで
迷ってないでずっとくっついて
意外と初心だとか笑い合っちゃって
夜更かしの大天才

無垢な純情を求めんな
ありきたりな愛に縋ってんな
私大胆不敵諸行無常
過去に囚われ過ぎは御法度です

夜に谺する2人の言葉も
キレイなセリフだけでは生きられない
夜の月人が街に消えてゆく
2人の手が擦れて哀しみが癒えるまで

大胆になりたいのもっともっと
甘えたい年頃なのずっとずっと
バイバイなんてイヤイヤもっともっと
私を誘って

空を見上げてる2人の隙間を
夜の涼風がふわりと通り過ぎて
空に響く声微か触れた手が
心の奥綻びを解かしていく

夜を越えていくキミを追い越して
2人の隙間流れた流星は
声を飛び越えて空を駆けていく
２人の時を刻む秒針が枯れるまで