貴方は私に好きだと言った。
 私は貴方に嫌いだと言った。
 私も本当は好きだった。
 けれど、言う訳には行かなかった。
 私は貴方の前から姿を消すから。
 そう、決まっているから。

「お迎えにあがりました」

 ほら、黒衣の天使がやって来る。
 私は彼によって地の底に落とされる。
 私は地獄で貴方の幸せを祈り続ける。

「あの人を愛で包んであげて下さい……」

イメージ:
私-ミク

ライセンス

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死の約束

 これは文章というよりも詩といった感じですね。
 大切な人に嘘を吐かなければならない少女の悲しみ、そして、その様な運命を背負っても愛する者を思い続ける少女の強さ…
 そういったものを感じ取ってくれたら嬉しいです。

閲覧数:77

投稿日:2010/08/12 15:34:02

文字数:194文字

カテゴリ:その他

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