天井にぽっかり円い孔が開いたような
こんな絶景の夜は広場に集まって
あの子がタッタッといって駆けだしたならば
皆でステップを踏んで輪になって踊りましょ
三つ頭のドラゴンがボーッと炎を吐いたなら
それが合図ささあ幕を開けよう
回れ回れ星のように地球を周る月のように
そっとこのままこうやってこの楽しさに融けてしまおうか
踊れ踊れ星の夜にあんなに綺麗な月の世に
キンキラキンに輝いて全てを体現しよう
夢の無い世界なんて何処にもある筈無いんだから

太鼓がドンドコドンとリズム奏でりゃ
熟したリンゴが木からたくさん落っこちて
笛の音ピーヒャララと甲高く鳴ったらば
君もヴェランダから裸足で出ておいで
茜色したグリフォンが金色の羽根落としたなら
クライマックスはもうすぐそこにある
回れ回れ星のように地球を周る月のように
いっそこのままこうやってこの体温に身を委ねようか
踊れ踊れ星の夜にあんなに綺麗な月の世に
ギンギラギンなステージはまるで太陽が燃える様
今日陽が沈むなんて全くあり得ないんだから

昼も夜もやってくるそんなことは解ってんだ
月も地球も回ってるそんなことも解ってんだ
だからどうか今だけは少しだけ夢見させて
だからどうか今だけは代わりに踊らせて

窒素分子が僕らにはちっとも見えないように
僕らも地球上じゃ点々でしかないのさ!

回れ回れ星のように地球を周る月のように
いっそこのままこうやってこの快楽に熔けてしまおうか

回れ回れ星のように地球を周る月のように
僕らこのままこうやって自由に動いて行こうじゃないか
踊れ踊れ星の夜にあんなに綺麗な月の世に
今やりたいことを全部やってしまう時が来たんだ
僕らひとつひとつ自由に動ける点だから!