【一夜桜】 -hitoyozakura-



桜舞い散る薄紅(くれない)の 夜に儚くひらり 夢一夜(ひとよ)


[壱]

綿菓子狐面の 子供達駆けてゆく背を
見送り流れて行く 先の祭囃子

色とりどり提灯 ゆらり踊る川面見つけて
ひやり隙間気づく あ(ー)あ 何かが足りぬと

春花(はるはな)香る 風葉を揺らし 月、群雲、朧ろ宵
唄う三味線 杯(さかづき)重ね ひとり誰かを想う 涼(すず)一夜


[弐]

すました狐面が 不意に揺れ現れた君
微笑みに惹き込まれ 滲む祭囃子

触れ合う指絡めた ふらり蹈鞴(たたら)距離が近づく
とくり心が鳴る あ(ー)あ 刻が廻り出す

月よ照らせよ 名も知らぬひと 幻でも構わぬと
響く横笛 現(うつつ)は遠く 君と酔いしれ踊る 綾(あや)一夜


(間奏)

ひらりひらりと 宵闇染めて 今限りと咲き誇る
淡い衣擦れ 軋みへ変えて 君と鼓動重ねる 罪一夜

桜舞い散る薄紅の 夜(よ)は儚く陽は昇り
鼓(つづみ)の音色 朝露と消え 戻りゆく道も無し 夢一夜



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歌詞を考えていたら間奏後のサビが2回になってしまいました。申し訳ありません。
一応、1回分に短縮したものを下記へ。
しかしやや詰め込み過ぎな感が拭えないかも。。。><


桜舞い散る薄紅の 今宵限り共褥(ともしとね)
淡い衣擦れ 朝露に絶え 君の温もり遥か 夢一夜

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

【一夜桜】 ※UTAU歌詞募集用

 紅十夜さまのUTAU「風乃四季」用楽曲、歌詞募集への応募作でした。
 曲はこちらになります。
 http://piapro.jp/t/EzUq
 選考からは外れましたがこちらの曲用の歌詞という事は変わりませんので、
 他の方々の本作のご利用は禁止させて頂きます。
 このような素人歌詞に希望はないとは思うのですが、念のため(笑)

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 [解釈]
 ふらりと訪れた郷里の春祭りで、
 少年(青年)は一人の愛らしい少女と恋をする。
 朝になれば幻のように消えてしまったその少女。
 彼女は桜の見せた儚い一夜限りの夢だったのだろうか。

閲覧数:244

投稿日:2011/07/12 17:11:05

文字数:602文字

カテゴリ:歌詞

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