まだ何も始まっちゃない目を覚ます日暮れ時
思うがままに好きなだけ楽しんでおしまいか
粉々に砕けそうな世界で過ちを犯し傷付いて
追憶を準える日々を自分の手で終らせようか
巡る季節のその先に続く道を愛して止まない
真っ白な幸せが何とも恐くて逃げ出したいな
今にもどこかに消えそうで胸が震えては痛む
歳月を無駄に過ごし独り途方に暮れぬように

恋に眠れない夜にはそっと手を差し伸べて
どう振る舞ってもどうにか孤独を追い払って
我慢して耐えていた野薔薇の刺の痛みを
甘い口づけでそっと罪を覆い優しく抱き締め
後どれ位君と一緒にいられるかは解らないが
裏切られぬ快感に満ちた思いに駆り立てられ

苦い失敗や不都合に暫くは目を瞑っておいて
どのみち言葉を交わすような事ではないが
それを言ってしまえばどこか気障で野暮だな
二人だけの秘密は人々に知られず絆を固める
愛の虜になっても僕の全てを否定させないが
言いなりとして終わりを迎える真似もしない
金で解決しない謎めく愛は掛け値なしだろう
容易く手に入る程安い関係は築くまいとして
後はどうしたら別れずに済み生涯を果たそうか

ありきたりな予定調和
日々のパレードから離れ
相変わらずの毎日なんかいっそ捨てよう
日々は色褪せあの日に戻れない儘
それでも消えない希望を抱こうか
願えば願う程夢が叶えばいいのにな
純粋な心の儘で気高く信じていたい
君が僕に生きる意味の全てをくれるなら
生きてそれに応えよう 愛を以て 愛故に


ああ何て馬鹿みたいでどうにも罪な欲深ささ
燻る火種を拗らせていい加減な自分に飽飽だ
人生はお構いなしにどこまでも広がっている
己の事なら色々知っている筈と高を括りすぎ
矛盾に満ちた言い訳で僕を騙してくれないか
何も諦めきれずに悶えて苦しみ託つけて笑う
見込ならあるのに心はちっとも満たされない
見るに見かねる甘い罠に誘われた下らぬ日々

最善を尽くせない時妥協せずに良いように
死が訪れる迄にどんな幸せをこの世に築こう
世間には金で買える物で溢れてはいるのだが
こういう出会いは万が一にしかモノにできず
今では一寸手を伸ばせば届く通じた間柄なの
今は未だ愛している事を後悔はしていないが

彼女と一緒にいる限り真面に何も見えぬなら
盲目な愛は多少の事ではたじろぎはしない
上辺だけの愛に支配されるなら受け取らない
どうかこの気持ちを曇らせ憂鬱に絡めないで
後先を考える暇なら幾らかはあるつもりだが
いつになれば将来が見えるのか別の問題だ
どんなに近しくても苛立つ事がないように
怒りで二人の身を滅ぼして崩れないように
君が変えてくれた現在を尊びはすれ捨てまい

ありきたりな予定調和
日々のパレードから離れ
相変わらずの毎日なんかいっそ捨てよう
日々は色褪せあの日に戻れない儘
それでも消えない希望を抱こうか
孤独と喪失に同情の慰めは要らない
例え世界が僕らを置き去りにしても
君が僕に生きる意味の全てをくれるなら
生きてそれに応えよう 愛を以て 愛故に

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仕様がない

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投稿日:2023/12/20 15:07:23

文字数:1,259文字

カテゴリ:歌詞

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