ー最悪だ・・・・グミに避けられてる・・・
俺はベットに寝っころがりヘッドホンを耳にあて、天井を見つめた。
「グミヤーー!!」
俺はヘッドホンのせいで母親の声に気が付かなかった。すると、いきなり天井から母の顔に変わった。
「うわっ!!」
俺は、ヘッドホンを外した。
「なっ、なんだよ!?」
「なんだよ!?じゃないわよ~あんたに客よ!!」
「?」
ー誰だ?・・・レンか?
俺がドアを開けると、グミが立っていた。
「グッグミ!?」
「グミヤ・・・ちょっと良い?」
「えっ・・あっ・・あぁ・・」
俺とグミは、近所の公園にあるベンチに座った。気まずくて何を話せば良いのか分からない。すると、グミは、いきなり立ち上がり俺の前に立った。
「グミヤ、ごめんっ!!」
「えっ?」
「あたし勝手に、グミヤにどんな顔すればいいのか分からなくて、ただグミヤを避けてた。」
「グミ?」
「でも・・でもね、あたしもグミヤと一緒に話せないのは寂しいよ!!」
気のせいだろうか、グミの頬は少し赤くなり俺もつられて赤くなった。
「それって・・・・」
俺が呟いた瞬間・・・・
「だって、グミヤは大切な友達だもん!!!」
俺は、ズッコケそうになった。一瞬、自惚れた自分が恥ずかしい。
すると、グミは俺に顔を近づけてきた。
「なっなんだよ!?」
「グミヤもでしょ!!グミヤもあたしがいないと寂しいんでしょ!!」
「なっ、何・・勝手に決め付けてんだよ!!」
「えぇ~違うのぉ~?だってリンが言ってたから・・・グミヤもあたしがいないと寂しいって。」
ー・・・・・リンのヤロー(怒)
グミは、ちょっとしょげたのか地面に落ちている石を蹴飛ばしていた。俺は仕方なくグミの頭を撫で言った。
「冗談だよ・・・俺も寂しい。」
あえて、俺はグミから顔を背けながら・・・・・。こんなところで気持ちがバレる訳には、いかない。俺はグミの方をチラ見するとグミの目はキラキラしていた。
「本当!!?」
「うっ・・・本当。」
グミは、いつもより倍に可愛い笑顔で笑った。可愛すぎて、今すぐにでも気持ちを言っちゃいそうで怖い。
「じゃっ、あたし帰るね~♪」
グミは手を振りながら、走っていった。
「は~、早く俺の事、好きになれよな~」
俺は呟きながら、グミの後に続くように歩いて帰った。まぁ、何よりグミに避けられなくて良かった。
少し、モヤモヤする気持ちが残るけど。
~♯1 完~
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kemu
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