今宵、『天界会議』が催され、この日だけは各属性の頂点に君臨する
猛者達が、光の国へ集う。
そして、何故か俺も光の国へ来ることになった。

水「今宵は久しく、KAITO殿がお見えになるそうですわね、光の。」
光「はい。今宵は、ヴァン一族の長の意見も取り入れようかと。」
炎「ほぉ。彼はヴァンを治めているのか。」
森「さすが、KAITO様だわ。」
土「吾等も負けてはいられませんなぁ。光の」
光「も、もちろんですとも。土の。」

ホ「父上。ヴァンを治めしKAITO様がご到着いたしました。」

いよいよ・・・来るのか。我が息子よ。

光「んむ。そのまま通せ。」ホ「畏まりました。KAITO様、こちらへ」

皆はなぜ期待に満ちた顔をするのか・・・。
嗚呼、KAITOよ、我が息子よ。お前はなぜ人を引き付けるのだ・・・・。

K「嗚呼、俺が一番最後か・・・。もう少し。」

水「良いのよ、私達も今し方到着したばかりなのですから。」
森「そうよ、気にすることは何一つ無いわ。」
光「さぁ、席に着くが良い。KAITOよ。」
K「はい。」

光「それでは、会議を行う。今回は、急遽ヴァン一族の意見も取り入れる事となる。貴重な意見故、皆参考にしようぞ。」

全「御意。」

水「今回の議題は、KAITO様魔界下りについて。とします。」
K「水の大天使様、その件は今やっても、無意味なのでは?」
森「いいえ、無意味ではありません。KAITO様が魔界に堕ちてからの光の大天使様のご様子が大きく変貌された、という報告がいくつもあります。」
炎「表では『忌みき息子』と称していても、仮にも実の息子。思うことが多々あったことであろうぞ。」
大天使が・・・?
K「申しあげます。俺にヴァンを治めよ、と命じられたのは、他でもない光の大天使様ご本人。それ即ち、早急に邪魔者である私を天界から追放しようとする意図からのものと私は解釈いたしました。」

そうだ。俺を追放したのは、他でもない。光の大天使だ。

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天界会議

まとまりなくてスイマセン。

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投稿日:2009/08/11 14:34:36

文字数:835文字

カテゴリ:小説

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