満月の夜に 開かれる
それは秘密のダンスパーティ
誰も知らない舞踏会に
ねえ、来ないかい
夜行性な連中が集まる
薄闇の中のパーティ会場
目を凝らしても見えないけれど
知っている奴は知っているんだ
裏路地に隠れてる扉を開けば
そこはもう別世界だ
怖がらなくても 大丈夫
心配しなくたって平気だよ
僕がちゃんと付いているから
さあ、行こうよ
ピアノが紡ぐ音楽に酔う
恍惚としたドレスの群がり
月の光のスポットを浴びて
ゆらゆら綺麗に揺らめいている
もじもじしている君も可愛いけど
踊らなくっちゃ損だろう
恥ずかしがらずに さあ、おいで
壁の花なんて似合わないよ
僕がちゃんとリードするから
ほら、おいでよ
皆暗がりに紛れて
影の仮面を被っている
誰が誰だか分からないけれど
君が君なら 僕が僕なら
それでいいじゃないか
闇が遠のいてく ああ、もう朝だ
今宵のパーティはもう終わりだ
もうちょっと踊りたかったね
また、来ようか
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