A
日差しが暖かい5月上旬
春がずっと留まっている
何の言葉も出ない青空
花屋へと足を運ぶ

B
花屋へ入ると定員が笑う
軽く頭を下げながら店へと入った
この色が赤に染まればなんて思う
白いカーネーション

S
夢にまた出てくるんだ
悲鳴と飛び散る白い花弁
どよめく通行者サイレンの音
花弁が赤に染められていく

S
夢にまた出てくるんだ
手を繋ぎ笑う子供と子供
ドンッという何かのぶつかる音
気を失うトラックの運転手

A
日差しが眩しい5月中旬
夏がそこまで来ている
次々と振る大粒の雨
墓場へと足を運ぶ

B
途中に小さな子供と大人がいた
お菓子が欲しくて拗ねているようだ
飴を渡すとお礼にと貰った
紅いカーネーション

C
墓場の前で2輪の花を置く
「お母さんにだって」
もう謝ってもだめかな
傘を落とし雨の音に
哭き声は掻き消された

その時

S
抱きしめられた気がした
懐かしい温もり母の顔
「ごめんなさい」
何度も言い続ける
「ありがとう」
声が聞こえた気がした

私は泣く
母は笑う
私は泣く
母は笑う

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

オキザリスの涙

「御免ね、ありがとう」
そう何度も言い喚き続けたの

初めて親子関係のものを作ってみました。
花言葉は「輝く心」「喜び」「母親の優しさ」です。
ちなみに、白いカーネーションは
死んだ母親に母の日に送るものだそうです。

少しでも皆様の心に響けばと思います。

使っていただけると光栄です。

コメント等よかったら...

閲覧数:140

投稿日:2014/01/01 23:06:39

文字数:460文字

カテゴリ:歌詞

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