破裂しそうな情念が
耳に絡み付いちゃって
優しいふりした羊が
僕の首に手を回した
ずっと一緒なんて言葉は
泥にまみれたようで
掬い上げてもなんだか
嘘臭くて捨てたんだ

単純思考に溺れた魚の
理解者は陸の上
声もなく泣きじゃくりながら
僕は息を止めた

いっそ嫌いになれたら
よくある叫びを繰り返す
届いても届かなくても
僕の声が千切れたとしても
嫌いになったわけじゃない
君の声が僕を殺す
伸ばした指が泡になって
君の顔がぼやけて消えた



繰り返すだけの後悔が
足に染み込んじゃって
凍りついた言葉が
喉に詰まって動けないんだ
きっと僕なんて君には
降りだす雨と同じで
いま心どしゃ降りでも
明日になれば乾くんだ

諦念思考に撃たれた鳥は
掴まる枝葉も失って
過ぎた日を悔やみながら
僕は翔ぶのを止めた

いっそ嫌いになれたら
よくある叫びを繰り返す
届いても届かなくても
僕の声が千切れたとしても
嫌いになったわけじゃない
君の声が僕を殺す
離れるなら優しくしないで
滲んだ空がしじまに消えた


いつかとか明日とか
誰かとか全部全部
君じゃなきゃもう
意味がないんだ


いっそ嫌いになれたら
よくある叫びを繰り返す
届いても届かなくても
僕の声が千切れたとしても
嫌いになったわけじゃない
君の声が僕を殺す
伸ばした指が泡になって
君の顔がぼやけて消えた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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哀歌

自分の中では珍しく鬱曲でな失恋系のイメージ。
目の前から消えていく『君』がただ恋しくてたまらないという感情をぶつけてみました。

閲覧数:55

投稿日:2013/05/13 23:06:22

文字数:585文字

カテゴリ:歌詞

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