始まった祝福の鐘
生誕を歌え踊れや
色彩が飛び交い騒ぐ
生まれた、生まれた！

恍惚に揺れる瞳が
宙に舞いそれを捕らう
絡みつく光陰の糸
さあどうなるか、と

ここに今創られたものは
何を生み出すのでしょうか？
集まって無数の視線が
突き刺した崩れ落ちた

世界はそれでいて美しく

ふらふらと進んでいけば
あるような気がしたんだ
誰だって奇跡だって
信じてはいけませんか

絡まった糸は切れて
無くなった泡に消えて
残されたひとりきりの
私だけは世界を愛そう

ここにいるから
離れないから
いつまでも輝いていてよ

ここに今創られたものは
何を生み出すのでしょうか？
集まって無数の視線が
突き刺したそのあとも

崩れ落ちた亡骸さえも
抱きしめていきましょうと
愛しましょう空に放って
煌めいた星となれば

世界はどこまでも美しく