春霞の月照らす貴方の腕の中で
君は脆い娼婦から男になった

愛し愛される身体は
明日に続かない幻
互いに向き合って
己の宿命を話す

親の仇落日の種
再興への道すべ
きみはその細い躯に
重過ぎる枷を抱いて

今花咲く夏菖蒲
重い沼を抜けて
捲土重来を願い
君は慣れぬ刃を握る


愛し愛される身体は
明日へと繋ぐ誓い
貴方は叫びを受け取る
哀れみではない眼差しで

時を進めるが為の試練
共にいくぞと言った
貴方はその背中に
僕の背中を預けて

今咲き初める花菖蒲
初夏の天を貫いて
清々粛と意気を込めて
貴方は慣れた刀を持つ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

夏菖蒲~二輪雄花物語~

閲覧数:197

投稿日:2010/11/28 20:17:09

文字数:265文字

カテゴリ:歌詞

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