「マスター、マスター」

ドアを開けると同時に流れ出す音楽。
自然と身体に入ってくる。
僕好みの曲だ!

「完成、したんですか?」

「もう少し、かな。」

此方を向いて微笑んでくれる

嬉しい、嬉しい。


マスターの視力は殆んどない。
ぐっと近付いてぼんやり見えるらしい。
でも、それを聞いたのが僕が来た時だから今はどうなのかは分からない。

「斬。」

此方においで、と呼ばれ
近付くと頭を撫でられた。

「斬には、私が見えてますか?」
「見えてますよ」

「私にも、斬が見えてますよ。」

そう笑って、頭を撫でられる。
視力が戻ったわけではない
でも、僕が見えてる
なんだか不思議 でも





凄く嬉しくて
胸が熱くなった。





「マスター、新曲楽しみにしてる」

「はい。」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

不思議と胸が熱くなるのは何故?(創作ボーカロイドの話)

斬のターンです(笑)
うちには三人の子が居ますので
順番に出せていけたらと思ってます。

閲覧数:104

投稿日:2011/01/09 11:58:34

文字数:357文字

カテゴリ:小説

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  • もごもご犬

    もごもご犬

    ご意見・ご感想

    斬くんって、マスターと一緒にいるときは素直なのか!
    順番というと、次はあの子かなー?

    2011/01/09 14:24:15

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