まつげを濡らし、
頭を足にうずめて泣いた日々
眠れない夜
見上げた月はいつも滲んでいた

鮮やかだった世界は崩れ落ち
夢に見ることさえ許されない
色は日に日に欠けていき
気づけば全てモノクロに……

それ以上は酷くならないって思った
そうだと思ってた

そうであってほしいと願い続けた

しかし、現実とは残酷で、
理想は幻想でしかなく、
そんな理想をも幻想へと変えてしまう

照明をつけないまっ暗な部屋は
まるで鏡に映した私の心境
暗闇の中で自嘲する

安っぽい詩人が私達に言った
『狂った歯車〔運命〕は止まらない』
『がんじならめ絡んだ糸〔関係〕は切るという選択肢しかなく』
『ほどくなんて考えは最初からないのだ』

そして最後に『君たちもそうならないように気をつけなよ』っと
けれど結果的にその通りになってしまったのだ

それでも甘ったれの私はその選択肢すら選べずにいる
そして歪んだ今〔時〕は戻らない

真っ暗なこの部屋
家具や服、自身さえも黒く見せ
広げた指先さえも見えない

束縛されていく、
浸食されていく、
逃れられない、

心が蝕まれる彼の色〔言葉〕に
身体(からだ)が染まる私の色に

染まっていく…染まっていく…綺麗な赤に…
けれどずっと赤ではいられない

空気に触れた『赤』
時間には逆らえず変色する

近づいていく大嫌いな『黒色』に

そして『染まったのは私』
もう助からない、
もう誰にも止められない…

黒く、黒く、全て真っ黒に…
これが奪った代償


ガラガラと音をたてて崩れ行く私達の世界〔居場所〕
落ちていく精神〔私〕
このまま消えていくのかな?

『ねぇ、壊れたあなたは何色?』

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

黒Ⅱ(タイトル募集)〔ルカver〕

詳しくはⅠをご覧ください

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投稿日:2010/10/30 13:29:31

文字数:707文字

カテゴリ:小説

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