何もない部屋の片隅1人
変わらない日常の真ん中
わめくただ1人のアイロニー
憂いを抱く幻想の花束
やるせない太陽の不条理に
焼き尽くした記憶の片隅に
始まりの音はまだ不透明
失った何かも分からずに
最底辺の僕はモノトニー
かすむ世界薄れゆく花束
もう何も怖いものなんてない
そんなことない
そんなことない
晴れ渡る深更の瞬きに
移り行く鈴虫の輝きに
流る雲の行く末十六夜に
照らされた心境の彼方に
繰り返す単調な毎日に
繰り返す生命の輝きに
薄れゆく花束の命さえ
美しくて
きっと明日があるって約束なくって
未来なんて幻想抱いて僕ら
それでも生きている
それでも生きているって笑って
何かをなくして途方に迷って
くだらないことで死にたくなって
それでも生きている
それでも生きているって
笑っていたい
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