#9「君たちは、実に真剣だなぁ」
テイが家から出て行った次の日の朝……
そうです
二話前から、まったく時間が進んでいません
ついでに話もまったく進んでいません
「今回こそ!今回こそ!テイを探しにいくよ!」
「おお!テト先輩、気合入ってますね…」
テトが勢いよく立ちあがったので、少し驚いたようにルコが言った
「あたりまえでしょ!いくら、『君たちは、実に…』がgdgdを売りにしてるっていっても、こうも進展がないんじゃ、読者が逃げちゃうよ!」
「まぁ…確かに…下手したら、次回作にも影響が出ますね…」
ルコも少し真剣な顔をした
「でしょ!?だから、今回こそは進展させる!」
テトは、ぐっと握り拳を握って決意した
「あれ?てか…しるるは?」
「マスターなら、もう一人で行っちゃいましたよ?」
「ええええ!」
あのしるるが、自分から行動するなんて………
はっ!まさか!早く最終回にするために!?
そんな直感を感じたテトだった
「じゃぁ、私たちも早く行こう!じゃないと、出番がなくなる!」
「え?……は、はい…わかりました…」
ルコの本心は面倒なので行きたくないだった
どうせ、すぐに帰ってくるでしょ?なんて、思っていた
その時だった
玄関の方でドアが開く音がした
「あ、マスターが戻ってきたんじゃないですか?」
「え!それはいくらなんでも早すぎでしょ?」
2人は玄関に走っていった
するとそこにいたのは、意外な人物だった
「テイ!」
「…………ただいま…」
テイが帰ってきた
しかも、出て行った手前、テト達にあわせる顔がないといった感じで、少しもじもじしている
「お、おかえりなさい……テイ先輩」
ルコは、あのプライドが高いテイが自分から戻ってくるなんて、と驚いていた
「なんで………」
テイが今にも消えそうな声で何かをつぶやいた
「え?」
それをよくききとれなかったテトとルコ
「なんで…探してくれなかったのさ……」
テイはもう一度、さっきよりも少しだけ大きな声で言った
「え、あ、いや…その…すぐに帰ってくるかと…」
ルコが正直にこたえる
「夜になっても帰ってこなかったのに?」
テイが下を向いたままだった
「う……で、でも!こうして帰ってきたし…ね!」
テトも必死でテイに弁明する
「わかったわよ……あんた達にとって、私ってそんなもんだったのね…」
「テイ!?」
テトが止める暇もなく、テイは自分の部屋に駆けこんでいった
その間、一度も目を合わせてくれなかった
「テト先輩……マズイです…」
「え?あぁ、うん……テイを傷つけちゃった……」
テトが下を向く
「それもありますが…僕の言ってることは…そうじゃなくて…」
「?」
「テイ先輩が帰って来たことで、例の最終回が不可能になりました……」
「あ………」
どうしよう…あ、つづく!
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Turndog~ターンドッグ~
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あれぇ―!?wwwなんという展開に!!
テイ寂しいよテイ…
いや!それよりも大切な(え?www)ことがあるじゃないか!!
一番最後の文!!ナレーさんの残留思念が残ってるぞ!!wwwww
2012/05/19 16:45:45
しるる
テイが帰ってきましたねww
な、なれーさん!
意識してなかったのに…ww
2012/05/19 18:04:24