キャンバス広げて 花を描く
朝露に濡れた 淡いピンクの蕾
絵の具の香りに包まれながら
静かなアトリエで ひとり夢中になる
先生がくれた言葉の種が
いつの間にか 心で花咲く
「君だけの色を見つけなさい」と
その声が今も耳に残る
シークレット 誰にも言えないもの
この花々に隠した秘密を
私だけの小さな魔法
心の奥で守り続ける
シークレット 言葉にできなくて
ただキャンバスに想いを描く
先生、あなたが教えてくれた
色彩の中で咲き続ける夢
筆を滑らせて 重ねる色
朝日のオレンジ 葉っぱの緑選び
この絵が完成するその瞬間(とき)に
胸の高鳴りを抑えきれなくなる
教室の窓から見える背中
遠くからでもすぐにわかるのよ
「自分らしくいなさい」と笑った
その笑顔が私の灯火
シークレット 誰にも触れさせない
この花々に託した気持ちを
ひとりきりで夢中になるの
心の中で咲いた赤薔薇
シークレット いつかは伝えたい
その勇気がまだ持てないから
先生、あなたの背中を追って
いつか私も輝きたいんだ
心にしまった秘密の花園
その下に眠るもう一枚の絵
誰にも見せられないその理由
全部、この胸だけが知ってる
シークレット 花々のその下に
あなたの姿を描いていました
まっすぐな瞳(め)優しい笑顔
私だけの永遠の光
シークレット もう隠しきれない
だってこの絵には注ぎ過ぎた
先生、あなたの教えた色で
私の世界が輝いている
アトリエに咲く秘密の花たち
その奥にある たったひとつの真実
私だけのシークレット
きっといつか あなたに届けたい
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