#26-1「みんな、あいつの仕業」
テト達が去った日の夜…
夕飯を食べ終わって一息ついたころ…
リビングにカイトとミク、リリィがいた
「そっか…やっぱりそれじゃ、テトさん達は出て行ったんだ」
ミクがそういうとカイトは黙ってうなずいた
「でも…かわいそうじゃないですか?確かにあの人たちがしたことって、ほめられたことじゃないけど…」
リリィがテトたちを擁護する
カイトは黙って下を向いた
「リリィさん……カイト兄さんやメイコ姉さんだって、好きで追い返したわけじゃ…」
「それはわかってるけど…」
リリィも、カイト達が仲間を…家族を守るためにした行動だとは分かっていた
「いいんだ、ミク。僕が入居拒否して、追い返したは事実だから……僕だって、誰にも認められない辛さはわかるのに……めーちゃんだって…」
メイコは罪悪感から夕食を取らずに部屋に閉じこもっていた
その時、ミクもリリィも何も言えなかった
レンは自分の部屋が昼間の騒動でいろいろと壊れたり、乱雑していたりして危険なので、リンの部屋に布団を敷いて寝ることになった
もちろん、レンやリンが自分からこういう状況を望むわけはなく、ネルの仕業だ
ネルは部屋を出て行くときに、リンに耳打ちをした
「リン!今夜はチャンスだ!勇気を出して、レン君に気持ちを伝えるんだよ!」
リンは「えええええええ!!!」と顔を赤くして、手をばたばたしていた
「僕の分も頑張ってくれるんだろ?じゃ、がんばって!」
ネルはそういってウインクをすると、部屋を出て行った
そして、夜…
お風呂あがりのリンは自室の前で躊躇していた
この扉の向こうにレンがいる
前までは、何の抵抗もなかったのに、否応にも意識してしまう
リンは深呼吸をして、決心をし、ドアをあけた
中に入ると、自然とレンと目が合う……
しかし、2人ともすぐに目をそらす
リンは自分のベッドに乗って、壁の方をむいて正座する
レンも布団の上でリンとは反対方向をむいて正座する
……………………
……………………
部屋が静かだ……
……………………
「あ……あのさ、レン」
リンがようやくしゃべる
「ん?な、なに?」
2人とも心なしかぎこちない
「……あ、ううん、なんでもない。寝よっか」
「……うん」
リンは部屋の電気を消した
目の前が真っ暗になって、2人が布団にもぐる、がさがさとした音だけが部屋の中を支配していた
布団にもぐって、一生懸命寝ようとした……
……しかし、リンは自分の心臓の音がうるさくて眠れない
そして、ネルの言葉が頭の中でぐるぐると回る
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え?みてない?
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ご意見・ご感想
june
ご意見・ご感想
頑張れ少年少女www
思春期だねぇ……w
2012/05/31 18:41:03
しるる
この二人はかわいいですww
少年少女が似合いすぎる思春期ですww
2012/06/01 01:56:42
雪葉
ご意見・ご感想
リンちゃん!いや、リン!ネルだって応援している!私も応援しているから、がんばって告白するんだ!
テイ・・・・私の好きな歌うだったんだけどな・・・・
実は私・・・・テイレンすきなんだ・・・
失礼しました
2012/03/07 20:24:24
しるる
私もテイは好きですよww
テトとテイがいなければ、この展開にはならなかったわけで、いらない登場だったようで実は重要な役回りだった二人ですwww
さ、リンちゃん、がんばれ!ww
2012/03/07 20:44:08