深夜のフェンス越しだった
モヤモヤの煙のように
吸っては吐いて声が聞こえ
喪失感が残る
誰かに手を取って欲しい
触れる瞬間だけでいい
胸が苦しく痛む
寒気がする
忠誠を誓い抱く
光に反射した横顔
何かに訴えている
いつも比べている
街は時間と共に変わるのに
ダメだ
頭の中はクリアさ
大丈夫、指で数字を数えれる
空っぽのガラス瓶に注ぎ込むんだ
溢れて汚して
何もないんだやっぱりさ
馬鹿な頭で考えてみたけれど
苦手な物を食べた
そんな顔で君は微笑んだ
握りしめた中身はない
現実じゃなければいいな
ずっと前からひとつだけ
こびり付いて消えない
街灯が街を照らす
微かに聞こえる声で
どうして君はずっと笑っているの
そんな答えなんてないの
生ぬるいコーヒーを片手に
ゆらゆらと流れた感情
目を閉じて無心になる
今日もまた日が昇る
なのにさ
見上げたあの景色はどこで
見たのか分からない
劣等感
輝いていた瞳はいつの間にか
枯れてしまったようになり
1回の諦めがさ
心が干からびた原因なのさ
離さないって決めたの
両手で抱えていた宝石並みの
命は風で消え
過ぎ去って伸ばした先は空を切る
こんな世界なら消えてなくなればいいのに
なんて否定した壊そうと
悲鳴あげた室外機みたい
罪悪感を感じて見ないようにした
今日も繰り返す
泣いてた泣いていたの
失った君とまたどこかで会うために
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