次の日。

今日はしとしとと、さり気ない感じの雨が降っていた。


だから私は優雅に読書をしていたのに、お母さんが急に、「カフェ・オレが飲みたいぃぃぃいいぃぃい!」を叫び出し、「あぁ、でもコーヒー豆が無いわ…」と思案顔になり、「私の娘なら、買ってきてくれるわよね?そうよねそうよね、ハイ!いってらっしゃい!」と、一方的に言って、私は野口英世さんとピンクの傘(私の愛用のだ)と一緒に放り出された。




「もう…相変わらず人使い荒いんだから…」

と、買い物が終わった後、悪態をつきながら、コーヒー豆が入った袋を傘にぶら下げ、坂を下る。


そういえばこの坂にリンの家があったけ。と思い、左右に首をまわしてリンの家を探す。


―――あぁ、あれだ。

簡単に見つける事が出来たので、ちょっと寄ろうかとそこに近づくと、


え、、、




思考回路停止―――――――――――――――

























気が付いたら走ってた。
気が付いたら土砂降りになってて、気が付いたら傘がなかった。




何アレなにあれ何なのよ何であの二人が一緒にっ一緒にそんな事だっていやでもでもリン言ってたこと実行したんだ有言実行とか何それいつもはしないくせにしかも告白し終わった感じだったしなんかピンクな甘ぁい雰囲気になってたもうやだがくぽも頬を染めちゃっていやそんなの私には全然関係ないけど二人仲良くいつまでも幸せにフォーエバーしちゃえばいいと思うけど、けどっ…、でもっ……、


…なんかやだ。

リンとがくぽが仲良くしてるの見るのなんて、やだよ…。





ぐしゃぐしゃで酷い思考回路の中、私は一つの結論に辿りついた。





あぁ、こんな感情、無くしちゃおうとしてたのに。

知らない内にどんどん大きくなっていた。






―――――私、がくぽの事が好きだ。




ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

a childhood friend 3 

そのまま4h(((ry


このシリーズのリンのキャラが好きです。このリンで番外編書くかも…。。

閲覧数:310

投稿日:2011/09/29 10:14:14

文字数:801文字

カテゴリ:小説

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