次の日。
今日はしとしとと、さり気ない感じの雨が降っていた。
だから私は優雅に読書をしていたのに、お母さんが急に、「カフェ・オレが飲みたいぃぃぃいいぃぃい!」を叫び出し、「あぁ、でもコーヒー豆が無いわ…」と思案顔になり、「私の娘なら、買ってきてくれるわよね?そうよねそうよね、ハイ!いってらっしゃい!」と、一方的に言って、私は野口英世さんとピンクの傘(私の愛用のだ)と一緒に放り出された。
「もう…相変わらず人使い荒いんだから…」
と、買い物が終わった後、悪態をつきながら、コーヒー豆が入った袋を傘にぶら下げ、坂を下る。
そういえばこの坂にリンの家があったけ。と思い、左右に首をまわしてリンの家を探す。
―――あぁ、あれだ。
簡単に見つける事が出来たので、ちょっと寄ろうかとそこに近づくと、
え、、、
思考回路停止―――――――――――――――
気が付いたら走ってた。
気が付いたら土砂降りになってて、気が付いたら傘がなかった。
何アレなにあれ何なのよ何であの二人が一緒にっ一緒にそんな事だっていやでもでもリン言ってたこと実行したんだ有言実行とか何それいつもはしないくせにしかも告白し終わった感じだったしなんかピンクな甘ぁい雰囲気になってたもうやだがくぽも頬を染めちゃっていやそんなの私には全然関係ないけど二人仲良くいつまでも幸せにフォーエバーしちゃえばいいと思うけど、けどっ…、でもっ……、
…なんかやだ。
リンとがくぽが仲良くしてるの見るのなんて、やだよ…。
ぐしゃぐしゃで酷い思考回路の中、私は一つの結論に辿りついた。
あぁ、こんな感情、無くしちゃおうとしてたのに。
知らない内にどんどん大きくなっていた。
―――――私、がくぽの事が好きだ。
コメント0
関連動画0
オススメ作品
いったいどうしたら、家に帰れるのかな…
時間は止まり、何度も同じ『夜』を繰り返してきた。
同じことを何回も繰り返した。
それこそ、気が狂いそうなほどに。
どうしたら、狂った『夜』が終わるのか。
私も、皆も考えた。
そして、この舞台を終わらせるために、沢山のことを試してみた。
だけど…必ず、時間が巻き...Twilight ∞ nighT【自己解釈】
ゆるりー
誰かを祝うそんな気になれず
でもそれじゃダメだと自分に言い聞かせる
寒いだけなら この季節はきっと好きじゃない
「好きな人の手を繋げるから好きなんだ」
如何してあの時言ったのか分かってなかったけど
「「クリスマスだから」って? 分かってない! 君となら毎日がそうだろ」
そんな少女漫画のような妄想も...PEARL
Messenger-メッセンジャー-
私の声が届くなら
私の歌が響くなら
この広い世界できっと
それが私の生まれた意味になる
辛いことがあったら
私の歌を聴いてよ
そして少しでも笑えたら
こんな嬉しいことはないよ
上手くいかないことばかり
それでも諦めたくない...アイの歌
sis
眠い夢見のホロスコープ
君の星座が覗いているよ
天を仰ぎながら眠りに消える
ゆっくり進む星々とこれから
占いながら見据えて外宇宙
眠りの先のカレイドスコープ
君が姿見 覗いてみれば
光の向こうの億年 見据えて
限りなく進む夢々とこれから
廻りながら感じて内宇宙...天体スコープ
Re:sui
Hello there!! ^-^
I am new to piapro and I would gladly appreciate if you hit the subscribe button on my YouTube channel!
Thank you for supporting me...Introduction
ファントムP
A1
幼馴染みの彼女が最近綺麗になってきたから
恋してるのと聞いたら
恥ずかしそうに笑いながら
うんと答えた
その時
胸がズキンと痛んだ
心では聞きたくないと思いながらも
どんな人なのと聞いていた
その人は僕とは真反対のタイプだった...幼なじみ
けんはる
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想