寂しさに似た暖かさを知った
あなたに似た愛を選んだ
その手は私を離す為だけにあったんだと
気づいたこの心臓は
痛んだまま
明日の朝
あなたはその手でこの部屋の扉を開け
街を出て行く
ごめんねも愛してるも
要らなかったよ
あなたを愛していたから
雨音が全部搔き消した
約束の印も洗い流して
もう何も見えないように
もう何も聞こえないように
強くなりたかったあなたの為に
ねぇどうしてそれがいけなかったの?
悴んだ手の平を
暖めてくれる
大きな手はもうここにはない
ごめんねも愛してるも
要らなかったの
ただ側にいて欲しかった
雨音に目を伏せて
約束の糸が千切れても
見ないフリ
続けていたいんだよ
誰の為でもない
ただ自分の為に
あなたを愛していたから
こんな時でさえ
あなたの夢を見てしまう
ごめんねも愛してるも
要らなかったよ
あなたを愛していたから
雨音が全部搔き消した
約束の印も洗い流して
もう何も見えないように
もう何も聞こえないように
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