A
斜陽の影に何思う
並んで歩く砂利道を
生暖かい灯りを持って
汗ばむ額手で脱ぐう


B
「私が死んだら海に還して」
約束なんてしなきゃ良かった


S
揺蕩う波間に消えゆく船を
ただぼんやりと見つめていたの
苦しいことも悲しいことも
煩いくらいの花火に消された



A
君の背丈を知らぬ間に
超えてしまったようだった
君の齢を知らぬ間に
超えてしまったようだった


B
大人になった僕の隣には
君はどうにも居ないらしい


S
誰より必死に生きてた君が
長い航海 旅立っていく
写真の中の笑顔変わらず
僕一人だけが取り残されてた



S
愛していたんだ誰より君を
言う暇無いと言い訳をして
苦しみだって悲しみだって
君の痛みよりマシだっただろう

S
揺蕩う波間に消えゆく船が
何時かは沈むその時までは
見届けようかと言えば君は
忘れて生きてと言うのだろうな

ゆっくり泳いで河を渡って
弾けた花火は空へと昇った







A
しゃようのかげに なにおもう
ならんであるく じゃりみちを
なまあたたかい あかりをもって
あせばむひたい てでぬぐう


B
わたしがしんだら うみにかえして
やくそくなんてしなきゃよかった


S
たゆたうなみまに きえゆくふねを
ただぼんやりと みつめていたの
くるしいことも かなしいことも
うるさいくらいの はなびにけされた



A
きみのせたけを しらぬまに
こえてしまった ようだった
きみのよわいを しらぬまに
こえてしまった ようだった


B
おとなになったぼくのとなりには
きみはどうにもいないらしい


S
だれよりひっしに いきてたきみが
ながいこうかい たびだっていく
しゃしんのなかの えがおかわらず
ぼくひとりだけが とりのこされてた




S
あいしていたんだ だれよりきみを
いうひまないと いいわけをして
くるしみだって かなしみだって
きみのいたみより マシだっただろう


S
たゆたうなみまに きえゆくふねが
いつかはしずむ そのときまでは
みとどけようか といえばきみは
わすれていきて というのだろうな

ゆっくりおよいで かわをわたって
はじけたはなびは そらへとのぼった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

何時かの君へ

精霊流しを体験して考えつきました…
よろしくお願いします!

閲覧数:136

投稿日:2024/08/20 04:28:46

文字数:935文字

カテゴリ:歌詞

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  • サイタケ

    サイタケ

    ご意見・ご感想

    https://piapro.jp/t/mXWQ
    苺牛乳さん、お疲れ様です。
    こんな感じで作らせて頂こうと思うのですが、楽曲の基調がピアノしか決まっておらず今からであれば、
    ・オーケストラ系
    ・ピコピコエレキ系
    のどちらにでも仕上げられますが、どちらがよろしいでしょうか?

    2024/08/30 12:26:16

    • 苺牛乳

      苺牛乳

      お疲れ様です!
      穏やかな感じかと思いきやB、Sで盛り上がっている感じがとても好きだなぁって思いました…(*´ω`*) ありがとうございます!

      そうですね、オーケストラ系…の方を聞いてみたい感じがあります…!

      2024/08/30 12:46:45

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