ねぇ、あと何度老いたら
大人になれるのでしょう
聞き慣れた蝉の声
空へと反響する
またひとつ老いた
何度目の朝でしょう
何処かに忘れ物を
どうやら、したみたいで
空に咲く火花
茜差した通学路
思い出だけは綺麗で
全部嫌になっちゃうな
いつだって
遠い日々の呼び声が何度も残響してる
消えないで、忘れないで
まだここにいてよ
火薬のにおいが鼻をついた
貴方が遠い、そんな気がした
馬鹿みたいね?
何度思い出してもあの日に帰れない
もう一度、今の私で
なんて何を考えているんだろう
十年後の夜が今日もほら更けていく
流行りの映画、小説
移ろいでゆく季節
もう何も響かないの
心を無くしたようで
あと何度朝が来たら
忘れられるのでしょう
ずっと子どもみたいで
なんか嫌になっちゃうな
失って初めて気づくとか
もうそういうのいいからさ
年老いて、全部枯れて
失うものなんて!
あぁ!
果てなく深い夜に花咲いた
見下ろす影、今はひとつだ
叶わぬなら
このままいっそ記憶諸共焼き尽くして
もう一度、果ての貴方へ
なんて、何を考えているんだろう
十年後の夜が今日もほら更けていく
私、何度だってまた思い出すわ
その面影を茜の空が映し出すから
消えない、果てない
尽きない、下らない思い出とか
もうここに全部を置いて出ていくから
あの日のにおいが鼻をついた
意識が遠い、そんな気がした
馬鹿みたいね、こんなことして
満たされてる気になって
もう二度と、戻れぬ日々へ
何度目かの期待を振り切って
夜がまた降りて来る
果てなく深い夜に花咲いた
見下ろす影、今日もひとつだ
叶わぬなら
このままいっそ生命諸共消し飛ばして
もう一度、ほら、火をつけて
この胸から伸びる湿気た導火線
十年後の夜が今日もほら更けていく
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