僕のなりたいものは
いつも誰かのかたち
「僕はきみになりたい」
そんな願望さえも
届かない世界には
たいした期待なんて
抱いてやいなかった
あの太陽のように
なりたいなんて思う
でも太陽はいつも
ひとりぼっちなんだよ
その孤独を知るのは
小さな小さなぼく
たいしたことないんだ
宇宙の真理なんて
誰も知りやしないよ
笑い合う星さえも
嘲り笑うように
見えてしまうのならば
不必要な世界だ
昨日見た夢さえも
信じられないくせに
どうしてひとりきりで
泣いている太陽を
慰められるなんて
愚かな願望だろ?
太陽の涙見て
泣く奴なんて居ない
誰にも干渉せず
生きていく彼等には
見えないあの雫を
掬い上げるのは誰?
きみになりたいなんて
僕はもう思わない
ひとりぼっちのきみの
傍にいられないなら
きみの光を受けて
輝いていたいんだ
この宇宙に輝く
星達にも負けない
そんな光をきみに
もらって輝く月
小さなぼくが抱く
小さな小さな恋
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