BL・カイマス要素が苦手な方は全力で逃げてください。
マスター。
俺は、 俺は…
「マースターーー!早く起きてください!!朝ですよ!」
俺の朝、これはいつも通りで、、、、
「あと10分んん」
「さっきもそれ言って、30分経ってます!早く起きてください!」
そう、いつも通り。
そして、いつも通り彼は俺の気持ちには気づかない。
「早くご飯も食べちゃってください、その前にほら、顔洗って!」
「お前は俺のかあちゃんか」
『かあちゃん』ですか、これもいつもの事だか、
俺は、 俺は…
「じゃ、マスター。いってらっしゃい 気をつけてくださいね」
「はいはい、行ってくる。お前は俺の嫁さんかっ」
っ!? 反則です//
いってらっしゃい~
見送って俺の中に残るのはいつも、いつも、、、、、、
空しさ
この思い、貴方は気づいてくれるのでしょうか。
いつも手を振り貴方を見送り、帰ってきて疲れた貴方を迎える俺の気持ちを。
貴方は分かってくれるのでしょうか。
「んじゃ、KAITOお休み ふぁぁあ」
「今日もお疲れでしたからね。ゆっくり休んでください、おやすみなさい」
言ったら貴方は受け入れてくれるのでしょうか。
いつも言う『おやすみなさい』の後に
好き
の、一言でもつければ少しは俺の思いの大きさを分かってもらえるのでしょうか。
「・・・・・マスター、俺は、、、」
寝顔を眺めている事を貴方が知ったらさすがに引かれてしまうのでしょうか。
少し鼻の奥がツンッとするのは、貴方が寝ている今はどうでも良い事です。
「俺は、マスター。貴方が大好きです、死ぬほど愛してます」
「俺も死ぬほどKAITOの事が好きだよ」
幻聴でしょうか、この際それでもいい……………
それでも、目の前の貴方ははっきりと俺の目を見て…
「KAITO、愛してる」
え?
「泣くな、KAITO今までほっといてごめん 俺もお前が好きだから、気持ち、分かってなかった訳じゃないから。 だから、泣くな」
涙なんか流れてません、顔も赤くありません、だけど貴方はただひたすらに俺に優しく言葉をかけ、抱きしめてくれた。
とっても優しく俺を愛してくれてた。
「KAITO、ちょっとゴメン。 後でちゃんと怒られるから、今は許して……」
抱きしめた俺を少しだけ離して、貴方は呟き顔を近づける。
塞がれた唇は言葉じゃない何かを語りながら、俺と貴方との思いをつなげてくれた。
俺はもうこれ以上望むものなんてありません。
貴方とこうして、愛し合えるのなら俺には貴方以外もう何も、なにもいりません。
「ホントに俺だけでいいの?」
添い寝させてもらった布団の中で、貴方が聞いて来た。
答はもちろん、その通りだけど
「それじゃあ、マスターとアイスがあれば万事OKですっ。」
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Whinartense(89P)
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