探検
 
レンカと一緒に廊下へ出た。
廊下もまた真っ白で、窓もない。

まず、隣の部屋。
ドアに『Hatune 01』と書かれている。
どうやらミク姉の部屋のようだ。
レンカがノックをする。
 
「はーい」
 
帰ってきたのは懐かしい声。
ミク姉だ。
 
「失礼しまーす!」
「おじゃましまーす」
「レン君!?どうしてここに?」
「レンカじゃないか!何でここにいるんだ?」
「「それは…」」
 
俺は、ミク姉がいなくなってからのことをすべて話した。
レンカも同じような内容をミク姉に若干似ているお兄さんに話していた。
 
「そっか…。それでここに…」
「いくら暴走していたとはいえ、テイルもひどいな」
 
テイルさんというのは反転世界のテイ姉さんだということだな。
 
「あのさ、ミク姉…。隣に座ってる人は誰?」
「あぁ!クオ君だよ!」
「クオ?」
「うん。初音ミクオ君。反転世界の私なんだって!」
 
だから若干似ていたのか…。
 
「現実世界のクオ兄はミクさんっていうんだ。初めまして!ミクさん」
「こちらこそ初めまして!あなた、名前は?」
「鏡音レンカです。反転世界のレン君です」
「そうなんだ!よろしくね!!」
 
俺はミクオさんに挨拶をした。
 
「初めまして。鏡音レンです」
「こちらこそ。名前は分かるよな?よろしく」
「よろしくお願いします」
 
「いや、でも、またレン君に会えるなんて。こんなところでだけど」
「まさか、レンカと会えるなんてな。思ってもみなかった」
「そういえば、MEIKO姉さんはアンインストールされたんだよね?」
「まあね。仕方なくだけど」
「会えるかな?」
「どうだろ。ここからも削除されてるかも」
「私も現実世界のMEITO兄さんに会ってみたいな」
「じゃあ、行ってみるか。ミク」
「「「うん!!」」」
 
 


俺たち4人はミク姉とミクオさんの部屋をあとにした。
 
 
  
 
次回に続きます。
 

 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

家族の消失 ―鏡音編④―

今回も亜種が出てきます。
 
苦手な方は見ることをおすすめしません。
 
 

閲覧数:366

投稿日:2012/04/07 15:11:44

文字数:828文字

カテゴリ:小説

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  • Turndog~ターンドッグ~

    Turndog~ターンドッグ~

    ご意見・ご感想

    こんな世界でよくほのぼのしてんなwww
    俺なら絶対発狂してぐああああああ勉強もういやだあああ(その発狂違うwww

    やっぱり続々だな!!

    あ、超マシンガンでコメントしちゃってすんませんねwwwできる時にしとかないともうできなさそうなんでwww

    2012/07/15 20:39:18

    • june

      june

      たくさんのメッセージありがとうございます!!

      受験生なのにいいのかww参考書でも何でもないですよこれはwww


      これからTurndog?ターンドッグ?さんの小説を見に行ってきますw

      2012/07/16 11:34:57

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