静かだ
夜が来ている。
宵闇はワインのように深くて
底冷えがするね。
僕は孤独な小さな星
宇宙の隅に置き去りにされた
白色矮星は
砂糖の粒のよう。
星の瞬く時代は
もうとうに過ぎた
10^68(むりょうたいすう)も超えた果て
臥待月に照らされて
時間の矢が止まるのは
いったいどこ
赤色
最後の街灯。
遠い惑星地球で生まれた涙
紅玉(ルビー)のようだ。
お隣さんももういない
どこまでも続くような夜
永遠などない
生まれたら皆死ぬ。
それは僕を包む
宇宙でも同じことだ。
エピローグのへりで
残り火をつっついて
そうして遠いあの日を
懐かしく思う
次の宇宙が生まれるまで
さよなら。
クライクライセカイヒトリボッチ
ヤガテヤガテボクモムヘトカエル
ダレモダレモイナイトオイミライデ
トテモトテモシズカニユウゲンガオワル
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想