ひらひら はらはら 最期の魅せ場
空気と一緒に 吸い込んでみて
きっと 一緒に 散れるでしょう
私を 目に焼き付けて
ふわふわ さわさわ 咲き乱れても
散らなければ 愛でられないの
終わるからこそ 人の心を
焦がして そう 狂わせる
たとえ どんな時代でも
決して 邪魔はさせないわ
この世の 虚しさ 儚さを
魅せて あげましょ
嗚呼 そうよ 見惚れればいいわ
そうして あなた 月が出れば
ふらり ふらふら 私の足元
涙 流しながら
一人 跪くのよ
ひらひら はらはら 最期の魅せ場
空気と一緒に 吸い込んだなら
きっと 私が 連れてってあげる
狂った こんな浮世から
たとえ どんな時代でも
決して 埋まらないものよ
この世の 空しさ 愛(かな)しさを
魅せて あげましょ
嗚呼 そうよ 見惚れればいいわ
そうして あなた 風が吹けば
くすり くすくす 笑みを溢して
涙 枯らしながら
一人 狂っていくの
綺麗ね あなた
ずっと見つめてたのよ
だけどそれでは 此処に居られない
だから私と 散りましょう
嗚呼 そうよ 見惚れて欲しいの
いつも 私 夢の狭間に
刹那に 切ない 想い残して
枝 揺らしながら
一人 散っていくの
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