DSL

貴方の欠片を底に沈めた

ひとりきりの青い国
貴方も呼びたかったけれど
手紙に書いたはじめての
文字は滲んで沈んだまま

真っ白な砂糖の粒は
コーヒーに溶けてもう探せない
濁る甘さ飲み干して 遠くを泳ぐ
バブル音ぼんやりと 聞き流し針をたどる

届けたい言葉ほど
渦巻いて溶けて消える

Uh haa la lu lu
haa la la la lu la la


虹色の鱗も 錆びて剥がれた
それでも肺呼吸は苦手だから
貴方の生きる世界には帰れない

ああ真っ白な砂糖の粒が
溶け切ったのに苦いまま
大切にしたかった楽園は
平和そして孤独で

水圧に潰されながら
後悔の声だけが
溶けなくて 波に散らばってく

がらんどうの歌声がいつまでも響いて
赦されたい僕を
水底に引き留める

Uh lu la lu lu
la lu la la la la lu la
haa

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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DSL(WILオリジナル曲)歌詞

DSL…深海音波散乱層。
発信した音波が実際の海底より浅い層から反射してしまうため、幽霊海底・偽海底などと呼ばれていた。

閲覧数:68

投稿日:2023/08/10 23:46:29

文字数:394文字

カテゴリ:歌詞

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