過去の思い出を振り払うように
あの人の事を忘れようとしてみるのだけれども
どうにも自分から染み付いて離れないよ
夢から目覚めても覚えている

時が経てば思い出になる全ては己の中
どれ程忘れられたら幸せかすら今分からず
そこに夢を見ないと意を決していたけど
どれ位愛してももうそれは過去

君がいなくなればそこからが過去
お別れの挨拶すらしなかったのにな
君は側にいないんだからと言い聞かせて
もう戻れない憂いは涙と共に流れた

別れの思いを歌にして立ち去ろう
名もなき日々に手向けの言葉をくれたら行くの
名もなき時よ

道端に浮かばれずもがく
狂って熟れる禁断の果実口にして
終わりに向かった人生を一山降りてさ
有り余る幸せに何も掴めずに腐り果てる

まるで阿呆になったようさ
世の中から堕ちて見放された人生
今では廃墟同然の快楽にかまけよう
栃狂う歯車が崩れたからどうしようか

喪失感に苛まれ嘆いて
無し崩しに散る人生の後半戦さ
這い上がれない人生は金で呪われていた
どうかしているような世の中を舐め尽くして笑う


過ぎ去るだけの時は戻らず
ただ行くだけの一方通行を止められないけれど
思い出に合わせ時を巻き戻したくないよ
今いずこ 問は冗談にならない

何度傷付いても構わない
有り余る時の中に君をかつての思い出にしたよ
心で幾らも求められるなくした全て
君の後姿に最早追い付けないまま

君がいなくなればそこからが過去
お別れの挨拶すらしなかったのにな
君は側にいないんだからと言い聞かせて
もう戻れない憂いは涙と共に流れた

別れの思いを歌にして立ち去ろう
名もなき日々に手向けの言葉をくれたら行くの
名もなき時よ

空虚に浸る病に冒され
終わる日まで続くのかよ失楽園
誰も愛せないディストピアに祈りを捧げて
終る世の中の嘘を映す幻を見ず笑っていよう

金しか見えない焦燥に駆られ
何もかも全てを無駄にしている
下を向いては屑を拾うみたいな気分さ
何も手を打てずにただで拱いているだけ

喪失感に苛まれ嘆いて
無し崩しに散る人生の後半戦さ
這い上がれない人生は金で呪われていた
どうかしているような世の中を舐め尽くして笑う

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

失楽園の後から

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投稿日:2021/09/07 08:03:14

文字数:917文字

カテゴリ:歌詞

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