懐かしむ事がある時、きっと、この時期を、
思い出すのだろう、
この道を、毎朝の道を、いつもの道と思って、
通っていたんだね、
人の波、集まりだす時間、
ある人は、最寄りの駅に、
ある人は、自転車で、
駆け足で、あわてて校舎まで
向かった道のり、なつかしい
教室までは急ぎ足で、
あと数分が、価値を持ち
ざわめいていた空間が、ひと時、一斉に、起立、礼で引き締まる。
張りつめていた授業、背筋伸ばした学び舎、校風、
反動で、だらけたりもしたけど、
学ぶためには、旅立つために、通う意義のある時期
ここでの全ての学び、経験を、胸に、たずさえた自分、感謝を込めて、起立、
ありがとう。
話したり、話しかけられたり、おとなしさ、控えめさで、
静かさ、貫いたり、
いろんな個性が、此処、一堂に会した、
数年の歩みが経過して、今がある。
一足早めの春先に向かい、
桜色に染まったと感じる風景、
桜の花びら舞うような、階段を降りて、
学んだ校舎を見上げる。
胸の内ポケットにしまった大切な思い出が
この先の人生で、きっと、僕を支えて、今なお勇気づける。
恩師と別れ、旅立つ背中に、届かぬ言葉。
想いをよせた君へ、秘める切ない恋と、永久の憧れ。
ありがとう。
作詞斉藤の丞。
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