「椿ノ簪」
黒須朔夜
真白の花弁厳かに
ただ静かに並んで居る
哀しみに頭(こうべ)を垂れ
耐えきれず露は落ちて
菊、百合、薔薇の絨毯に
赤の椿が加わる
周りの白さに映えながら
一際の想いをたたえて逝くよ
君の瑞々しいその頬が
僕に叶わぬ幻想抱かせる
その濡羽の髪(くし)に一輪の
椿の簪を…
散って尚清廉と魅せる罪
右に花束左に傘を
握り締め 握り締め
止まった笑みの君を見るのが辛すぎて
哀しみを彩るが為に咲いた花ならば
君と逝く為に咲いた花ならば
僕も其れに生まれたかった
君が其れを望まなくても
僕もそのひとひらになりたかった
ご意見・ご感想
風紀
ご意見・ご感想
とても…惹かれる歌詞だと思いました。
黒髪の女性は自分も憧れちゃいます。
2009/05/22 17:30:59