『あの…私と踊ってくださいませんか?』
私から話しかけたのは久しぶりだった。
もともと、人と話すのは苦手でできるだけ話しかけないようにしていたから。
それを考えると王子に話しかけることができたのは、自分でも勇気を出したと思う。
というより、この国の王主催の舞踏会に来ること自体間違いだったような気がする…。
だいたい、着ているドレスがおかしい。飾り気のない真っ黒なドレスを着ているのだから。今も周りから『何、あの子?死神みたい』とか『葬式にでもいくのかしら』とか言われている。
でも私にだって、この色のドレスを着ている理由がある。
それは数年前のこと―――――
小さいころ、私は“赤”が好きだった。
母が赤が好きで赤い綺麗なものをたくさん持っていたからその影響もあったんだろうけど、一番の理由は夕日で赤く染まった街がキレイだったから。
他に好きな色といえば黄色かな?
「リンー、どこぉ?」
「部屋だよ!外がすーーっごいキレイなの!ミクも一緒に見よ?」
部屋に入ってきたのはミク。
住み込みで働いているメイドの娘で私の数少ない話し相手。
あのっ、友達がいないんじゃなくてね、お城からあまり出られないだけで………。
とりあえず私も一応小さな国のお姫様だったりする。
「それより、どうだった?」
「何が?」
「婚約者さんよ!!名前くらいききだせたでしょ?」
「あ・・・。今日はダンスの練習で、“姫”と“王子”で呼ばれてたから………」
「ふーん…。で、彼のこと好きになった?」
「えっ!?」
声が出ない。でも、顔が熱くなるのは自分でも分かる。
「ふーん、好きになっちゃったんだぁ♪」
「ど、どうだっていいでしょ///」
「あははっ☆てれちゃってー♪リン、かわいい♪」
「う、うるさいっ///」
「きゃー♪リンが怒ったぁ♪じゃ、お母さんに呼ばれてるから。バイバーイ☆」
なんかミクが出ていったら疲れが・・・・
眠くなってきちゃった……
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