瀬戸幸助(セト)は、臆病なこどもだった。
いつも自分を閉ざし、相手の目を見て喋ることすらできない。当然、友達はどんどんセトから離れていき、さらにはいじめにもつながっていった。

なのに、なんでセトは、明るく爽やかな好青年へと成長していったのだろう?
これは、そんなセトの「不思議」な物語ーーー




ある夏の日。小学生だったセトは、ひとり、河原で泣いていた。頬にはかすり傷があり、膝には切り傷ができていて、痛々しい様だ。
そう、セトは、いじめを受けていたのだ。

「いじめ…ないでよ…」泣きじゃくりながら、セトは震えていた。顔を覆うようにスッポリとフードを被り、ずっと怯えていた。

すると、
「ワンッ」と、犬の鳴き声がした。なんだか頼もしいような、爽やかな鳴き声だ。もともと動物が好きだったセトは、鳴き声がした方を見た。
その犬は、セトの目の前まできて、止まった。セトはなぜだか安心感を覚え、その犬に「はなこ」と名付け、可愛がることにした。
毎日毎日、時間があれば河原にいって、餌をやって一緒に遊んだ。はなこには、自分の本音を話すこともできた。
当然、はなこは犬だから理解できたとは言い難い。


そんなある日、セトはいつものようにはなこに話しかけていた。そしてぽつり………


「話がしたいよなぁ……言葉じゃないところでさ。」





そんな彼に、悲劇が待っていた。






『少年ブレイヴ Ⅰ 』 END

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少年ブレイヴ Ⅰ

じん(自然の敵P)さんの新曲、「少年ブレイヴ」の空想小説です( ´ ▽ ` )ノ
ひさびさの投稿で、文章がドンマイな感じになってますが…ww
一応、何回かに分けて投稿していきます!
あぁ、もうショタセトかわいすぎて食べt…((自重←

ま、まぁっ!よろしくお願いしますっo(^_^)o

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投稿日:2013/07/02 14:12:10

文字数:620文字

カテゴリ:小説

ブクマつながり

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