飛空艇が僕の横を過ぎる。
揺らいだ空の青さを知る。
君にはラブソングは似合わないって、
おどけた僕の声の二乗。

繋いで編み込んだミサンガが、
音をたてて引き千切れる。
バス停に反射した陽炎は、
揺蕩う字(あざ)を照らして過ぎる。

車のバックミラーが僕に、
白昼夢を魅せるような。ような。
体温と汗と僅かな痛み。
憧れに咲く向日葵。

ゼロブンノイチの声色が、
まだ割りきれない僕の想い。
色褪せたような麦わら帽子。
マイペースな真っ直ぐな落書きを見ていたよ。

ラクトアイスのあたり棒が、
甘さと苦さを運んできたよ。
鳴かぬなら鳴くまで待とうかな。
そんな、優しさ。僕には無いよ。

田園の水路の雨蛙。
水面に映る。清涼飲料。
失くした忘れ物を届けに、
今向かうから。そこで待ってて。

ゼロブンノイチの短編集。
プロローグでさえ白紙のままだ。
色着せたようなワンピース。
真っ暗な窓辺で花火を見ていたよ。

ゼロブンノイチの影法師。
まだ割りきれない僕らの夏休み。
色褪せたような麦わら帽子。
マイペースな真っ直ぐな落書きを見ていたよ。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

『ゼロブンノイチ』

歌詞考察などは閲覧者に一任します。

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閲覧数:22

投稿日:2022/04/30 11:30:42

文字数:471文字

カテゴリ:歌詞

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