立てかけた写真の中
君と僕とで二つの笑顔
隣合い歩まない未来が
脳裏を掠めるからまた
涙が零れていくんだ
二人で買ったベッドに

息することも忘れ
愛し抱いた部屋が今更
僕に呼吸法を問うけど
わからないんだだって
あまりに近すぎた

痛いとか悲しいとか
寂しいだってないんだ
ただ穴のできた心が軽くて
体を支えていたのはきっと
骨なんかじゃなくて愛で
くだらない妄想をまた
繰り返すだけ恋のまま
君が置いていった恋の中

可愛いと褒められた服
よく聴いたあの歌も
好きな理由に気づいたんだ
足跡だけ残すんだな
涙は枯れないな
思い出も消したいよ

痛いとか悲しいとか
寂しいだってないんだ
ただ穴のできた心が軽くて
体を支えていたのはきっと
骨なんかじゃなくて愛で
くだらない妄想をまた
繰り返すだけ恋のまま
君が置いていった恋の中

僕の欠片はもう
潰れて粉々だろう
君の欠片だけ
空気中漂って
酸素と肺にすっと
取り込まれていく

意地悪に我儘
寂しいだって言わない
ただ隙間埋めてほしくて
僕が君支えてたんじゃなくて
君に救われた

痛いとか悲しいとか
寂しいだってないんだ
ただ穴のできた心が軽くて
体を支えていたのはきっと
骨なんかじゃなくて愛で
くだらない妄想をまた
繰り返すだけ恋のまま
君が置いていった恋の中

二人(そのまま)の部屋で
独りで泣いた

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愛酸々素

閲覧数:68

投稿日:2019/10/31 20:09:48

文字数:583文字

カテゴリ:歌詞

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