1
狭い歩道 すれちがう傘
上に 横に 避(よ)けあって 会釈して
そうじゃないの、そんなんじゃないよ
こころ 通い合わせたかったことは
真剣な目が好きだった
眼差し 追いかける先が
わたしでは なくたって ほかのコトだって
もうやめてよ恵みの雨
動き出さない 噛み合わない 歯車の上
いくら 降り注いでも
傷を なぞり こころ沁みるだけ
傘をすべり落ちる雫
君から見えた わたしみたい 叶うことなら
同じ 傘の隣に
入れてほしかった
2
不思議だよね 涙でないの
もっと もっと 悲しいハズだった
恋のうたは今は聴けなくて
雨の音と姿追いかけていた
思わず 頰がゆるむような
未来を 君と行くことは
叶わない 叶わない 叶わない 二度と
「『好き』の気持ちは叶うでしょう」
天気予報と恋のうたは嘘っぱちだと
恋をすればするほど
強く 強く 思い知らされる
それでも降る恵みの雨
諦めかけた もうつかれた 軋むこころに
エールは必要ないから
ただ寄り添ってよ
止んだ嵐、恵みの雨
生まれ変われる そんな気する 動きださなきゃ
恋と 悲しみはきっと
枯れて、癒されてを繰り返す
架かった虹探さないよ
前だけを見て 始められる 大丈夫だよ
「好き」と言えるなにかに
きっと会えるから
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