月見ればちち゛にものこそ悲しけれ
(月を見ているとなんだか色々と物悲しく感じられる)
心はしのぶ想いに乱れ
秋風にたなびく雲の絶え間
ただ有明の月ぞ残れる


忘らるる身をば思わず 詩に託すは嘘の華
(あなたに忘れられる悲しさは何とも思いません)
逢えない時を想いながら 永き夜の独り寝


人の心ほど移ろい易きものはないと
知ってはいるのです
こんな想い絶えてしまえと
幾度祈ったでしょう
愛おしくも憐れな女心
此の身滅ぶとも
あなたに逢いたいのです


春の夜の夢ばかりなる手枕
(短い春の夜の夢のようなはかない・・・)
戯れなのでしょう
それでもいいと言い聞かせても
涙で袖を濡らす日々


つれない人を想い 憎しみと切なさで身は狂い
いっそ殺してしまおうか 永遠に我がものとするために


人の心ほど移ろい易きものはないと
知ってはいるのです
こんな想い絶えてしまえと
幾度祈ったでしょう
愛おしくも憐れな女心
此の身滅ぶとも
あなたに逢いたいのです


逢ふことの絶えてしなくはなかなかに 人をも身をも恨みざらまし
(もし逢うことが全くなかったら 相手の無情や我が身の辛さを恨んだりすることもないだろうに)


人の心ほど移ろい易きものはないと
知ってはいるのです
こんな想い絶えてしまえと
幾度祈ったでしょう
愛おしくも憐れな女心
此の身滅ぶとも
あなたに逢いたいのです



※()は意味です。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

恋文

大好きな百人一首を参考にさせていただきました。そのまま入ってる首もあります。昔の人は詩人ですね~。
こちらも和な雰囲気になっておりますので引き続き作曲師様を募集いたします。

閲覧数:194

投稿日:2011/06/03 11:39:02

文字数:604文字

カテゴリ:歌詞

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